exit

駆け引きだらけの君との毎日に

疲れきっていたのも事実で

僕の擦りきれた神経は

何処かにあるはずの出口を探していたんだ


君は本当は気づいてたんだろう

向かい合ったまま逃げ続ける僕の本音に

だから高らかに勝ち誇ったように

指差し示して笑ったんだろう


──僕たちの残念な未来を


走っていく

駆け抜けてやる

笑い声を振り切って

負け犬みたいに出て行ってやる

結末なんてどうだっていいんだ


ただ僕は


君と辿った時間の軌跡を

涙で消したくなかったんだ

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