KILL ME

今夜僕は死にました



とある雨の日

僕は一人

ロープを持って学校へ

誰もいない

夜の学校

僕の足音だけ響く


思い出したのは

悲しい記憶

僕は今日

この場所で

自分を殺した


魂捨てて死神と踊れ

誰も僕のこと

心配しない

命を捨てて死神と踊れ

死神だけが僕を見てる




いつからだろう

僕の存在

クラスの中から消えた

家の中では

外面のいい

親が僕のことネグレスト


存在している

意味を失う

これ以上

生きていても

意味が無いんだよ


魂捨てて死神と踊れ

死ぬ日くらいは

自分で決める

命を捨てて死神と踊れ

死だけが僕を救えるから




死神が言う

「後悔はない?」

後悔は

生まれたことさ

存在忘れられて

生きる意味が無い


全てを捨てて死神と遊べ

死神だけが僕を見てくれる


魂捨てて死神と踊れ

死んだところで誰も悲しまない

命を捨てて死神と旅へ

この世にはもう未練はない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る