夕焼けの名残
まな
君のページ
貴方の好きな本を読むのが好きです
貸してもらった本なら尚良し
だって
貴方のお部屋にお邪魔したきぶんになれるのです
貴方の大切な一冊
たくさんの感情と一緒に読んだ本を
私におすそ分けしてくれるのですから
だから表紙の次の何も書いていないページから
大切にゆっくり読みます
目次に目を通して一旦本を閉じて
そうして
瞼の裏で想像するのです
この本を好きな貴方のことを
いったい貴方はどんな気持ちで
ページを捲っていたのでしょうか
そっと胸が躍ります
ドキドキしてしまうのです
貴方のすきなフレーズはどれかしら
お気に入りの言葉はこれかしら
ここ、貴方はどう思う?
何でもないワンシーンなのに
本の端から貴方がひょこっと顔を出します
ついつい貴方のことを考えてしまうのです
こんな素敵なお話が好きな貴方は
きっと素敵な方なのでしょうね
最後の一文字まで読み終えたとき
貴方に一歩近づけたきぶんになるのです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます