第79話

「ぁあ、ち、ちょっと………。」

 オレの首筋に、花梨の舌が

這っていった。

「フフ、平気よ!

 もう誰かに、襲われたりしない

わ。」

「う………!!」

 今のひとコトでオレは、あの

時の光景を思い出した。

 暗闇の中、襲ってきた二人組の

事だ。

 その一人は女性だったような

気がする。







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