第73話 花梨3

「だから、楽しまないと………」

「あッ!」と言う間に、上から

唇を奪われた。

「う、ぅ………」

 ナンとか、押し退けようとする

が、腕に力が入らない。

「フフ、大人しくしなさい。」

 花梨の甘い囁きに全身が痺れる

ようだ。

 媚薬のような濃厚な香水の

匂いに、ボクの理性が崩壊して

いった。




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