第28話
けれど、よく見るとジュリアも
身体を硬くし、かすかに震えて
いた。
緊張しているのは、オレだけ
じゃなかった。
「フフ、可愛いよ。ジュリア❗」
「え……?」
オレは、彼女の頬を優しく
撫でた。
「マジで、結婚してくれるの?」
ジュリアが潤んだ瞳でオレを
見詰めた。
「うん、ボクで良かったら、
ね!」
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