明るい異世界に明るい未来を!

速水 早田

第1話明るい異世界に普通の高校生を

暖かい季節春がやって来た。日に当たっているだけで気持ちがいい。俺の名前は藤川カケル。ここは田舎の高校。彼女がいる訳でもなく、友達がいっぱいいて目立っているわけでもない。まあ友達はいるがよくお前顔はいいんだけどあんまり目立たないからな。と言われる。まあ今日は1人で帰る予定だがそうゆうときは大抵小さな丘を登るとある大木の下で昼寝をしている。近くの駄菓子屋で適当にお菓子を買って大木の木陰で昼寝する。もはやこれがいつもの日常になっていた。

今日も駄菓子を食べて昼寝をしている。

はあー。やっぱりここは良い。だが俺はいつか何かを成し遂げたい。そんな気持ちはあったものの実行しなかったて言うより段々めんどくさくなってきた。ゆっくり目を閉じて春の暖かいそよ風を浴びる。


× × ×


はぁ〜欠伸をして目を覚ます。ん?あれ?ここどこ?いや、さっきまで俺木陰で寝てたはずなんだけど。

「お目覚めですか?」

どこからか?優しくて落ち着く声が聞こえた。辺りを見回すが辺りにはとくに人は見当たらない。

「どこにいるんですか?」

と質問してみる。つーか誰だろう?

「姿を見せないで…これは失礼しました。」

声の主はそうゆうと…俺の目の前に現れた。どうやってやったんだろう?手品かな?教えてもらおっかな〜とかのんきなことを考えていた。ここまでは。

「あなたに大事な話があります。私の名前は

リリス。女神です。」

なんか説明テキトーだな。

「そんなことよりここどこですか?」

ほんとここどこだよ。何もない空間?言葉では表しきれないなんとも不思議な空間だ。

「これからあなたは異世界に転生してしまいます。」

は?何を言っているのかな?

「はは(笑)嘘ですね。夢だ夢だ。」

「急いでいます。見てください。流れが変わって異世界が見えてきました。」

…ま、まじかよ。

「時間がありません。簡潔に話します。これからあなたは異世界に転生されます。」

「なんでそんないきなりなんですかね?」

俺大木の下で寝てただけだぜ?

「それはあなたが100年に一度現れる異世界へ向かうホールに偶然吸い込まれたのです。」

なんなんだよ。わけわかんねー。

「とにかく…1つあなたに言います。絶対に『魔王ハンス』という名前のものがあなたの前に現れたら相手に何かされる前に逃げなさい。」

「え!いや、いきなり言われても…ちょっと?女神様?女神様ー!?」



× × ×



気づいたら異世界についていた。女神様に聞きたいことがたくさんありすぎて困る。つーかこれからどうしよう。金はない、服は制服のまま問題がやたらと多いい。まあたまたまきてしまったならまだ、まあマシではないがまあいいとしよう。でもね?なーんも説明されてないの!なんか魔王なんとかとか言ってたか?まあ気よつけておこう。仕方ない異世界と言えば冒険者か。冒険者と言ったら冒険者ギルド的な場所に行けばいいのだろうか?ああゆうのは大抵なんか目立つ場所にあるかもしれんな。有言実行!行くか。

こうして俺の異世界生活が始まった。



2



しばらく歩いて数分、ギルドにたどり着いた。あー、大変だった。人?かなまあエルフとかもいたが気にしない。とにかく道行く人々に道を聞いて約4回。今はギルドの前で仁王立ち…入って大丈夫だよね?今更ながら俺のヘタレ精神が発生した。恐る恐るドアノブに手をかける。ガチャッと扉を開くとそこには酒を飲む冒険者達の姿が映った。ま、まあ予想どうりかな。ギルド全体を眺めるとまず食べ物を注文できる酒場のような場所が広がり、周辺に椅子と机が置いてある。右奥には掲示板と受付のような場所。左奥には二階へと繋がる大きな階段がある。二階はまだ見ていないからわからないが一階だけでも結構な大きさのスペースだ。おそらく受付に行けば冒険者になれるのかな?と思い歩き始める。つーよりこいつらうるさい。昼から酒なんか飲んでたら体に悪いぞ。と、どうでもいい文句を心の中で言いながら受け付けに進む。

「すいませ〜ん。冒険者になりたいんですけど。」

「冒険者登録ですね。では。」

そういうと受け付けのお姉さんはなんか小さな石版みたいなやつを持ってきた。

「このカードはギルドカード。そしてこの石はギルドカードを更新するためのものです。ギルドカードはモンスターを倒したりすると

ゲットできる経験値を記録したり、あなたが使える技や魔法を記録そしてレベルとステータスも記録できます。ギルドカードに記してある記録が貴方のステータスです。この石を使えば今のあなたの最新ステータスにギルドカードが更新されます。逆に石を使わないとレベルアップはできません。」

随分長い説明だな。要約するとギルドカードには今の自分のステータスが載っている。でもその石をつかはないとレベルアップはできない。

「ここまではいいですか?」

まだあんの?

「大丈夫です。」

「では、この石にギルドカードを乗せて下さい。」

言われるままにギルドカードを石に乗せると光と共にカードにたくさんの文字が浮かび上がった。なにこれすごい。

「はい!これであなたのギルドカードの完成です。ちょっと見せて下さいね〜………!!!!」

受け付けのお姉さんは驚くようにギルドカードをガン見して俺とギルドカードを交互に見ている。なんかあったのか?

「あなた何者ですか!!!!」

受け付けのお姉さんが大声で叫んだ。うるせえよほらみんな何事だ!?ってこっちみてんぞ。

「お姉さんなんかあったのか?」

1人の冒険者が受け付けのお姉さんに問う。

「この人!全属性持ちです!う、そでしょ?」

冒険者達が俺のカードを見ながら驚いている。全属性持ち?俺が首を傾げながら

「全属性持ちってそんなにすごいの?」

「す、すごいってもんじゃありません!全属性持ちっていうことはどんな魔法も技も使えるんですよ?」

「ふーん。」

なんだ、それだけかとか思っていると

「ま、まあいいでしょう。ではこの中から職業を決めて下さい。」

受け付けのお姉さんが渡してきたのは職業が書いてある紙。

「受け付けのお姉さんのオススメってありますか?」

自分で選べるがこうゆうのは経験者とかに聞いた方がいい

「今のあなたには絶対これがいいです。」

そう言って指を指した先には

「フリーマスター?」

「どんな属性魔法も操り、どんな技も使える。それがフリーマスターです!!」

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