第二の人生を魔王様に授けます!

カズエル

プロローグ

「あ、あれ?」

 辺り一面真っ暗闇で何も見えない。

「ここはどこだ?」

 俺は疑問に思った。

「俺は確か車にひかれそうになった子猫を助けるために…」

 すると急に俺の目の前が明るくなって一人の天使が立っている。

 俺は目の前美女を目の前にして鼻の下が伸びた。

 なんといっても髪は黄金に輝きスタイルはバッチリ肌は綺麗でまさに天使!!

塩原一輝しおばらかずき様」

 急ににしゃべったと思ったらまさかの俺の名前だった。

「あの~なんで俺の名前を知っているんですか?」

 俺は恐る恐る聞いてみた。

 天使は微笑んで答えた。

「それはですねあなたをずっと見ていたからですよ」

 俺は驚いた。

「ま、まさかストーカー?」

「違いますよ!!」

 天使は必死に否定した。

「そもそもなんであなたのような顔のパーツが悪い人をストーカーしなければいけないのですか」 

「おい、それ言いすぎさすがの俺も傷つく」

「あ、すみません心の声が」

 俺は悟ったこいつだめな天使だ。

 天使は急に真面目な顔になって話し始めた。

「残念ながらあなたは今日お亡くなりになりました。しかし死んだあなたには二つ選択肢があります。」

「その前に子猫は助かったですよね?」

 俺その選択肢それが気になってしょうがなかった。

 天使は答えた。

「もちろん生きていますよ」

「良かった」

 肩の荷が降りたきがした。

「話しを戻しますが、あなたはこれから天国へ行くかそれとも異世界へ行くかこの二つ選択することができます。」

 俺はまず異世界という言葉にひかれた。

「異世界って魔法とか使ったりできるあの異世界?」

 天使は答える。

「その異世界です。でもその異世界は現在戦争中でありまして…」

 俺は一瞬異世界に行きたいという気持ちが行きたくないという気持ちに変わった。

「じゃあ俺天国に行きます!!」

 即答した。

「ちょっとまってください話しを最後まで聞いてください。私も属する天界軍と魔王が率いる魔界軍が今も戦っていましてね」

 天使は必死に話している。

「じゃあ俺に天界軍に入って魔王を打ち取れってことですよね?」

 俺は問う。

「そうです。」

「だいたいなんで俺が魔王討伐しなくちゃいけないのよ。そんなの他のやつにやらせれば良いだろ。」 

「あなたは、子猫を助けるために命懸けれる勇者だからです。」

「俺が勇者?なんか響きがいいな」

「分かりました。天界軍に入ります。」

「そうですか!!ありがとうございます」

「では、今からあなたを異世界に飛ばします。」

 俺はうなずいた。

 その瞬間足元に魔法陣が現れ俺の足が浮き出した。

「では、天界に行たら天界軍に入ってくださいね」

「分かってます!!」

 俺がそう答えると同時に異世界に飛ばされた…

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