コメントありがとうございます。
この主人公は『皆の憧れになるヒーロー』ではなく、彼自身が『ヒーローに憧れる少年』にすぎないという形で書きました。
自分にはその力がないと思い知った時点で誰もがそれを諦める中、彼はせめて精神面においてだけは強くあろうとします。
その姿を通じて、男の子なら誰もが幼稚園の七夕で短冊に書いたであろう『○○（当時のヒーロー）になりたい』という気持ちを思い出していただければ幸いです。