7. 掴まれた腕

あなたを壊したくなくて

あたしはさよならを決めたの

あたしはあなたと一緒にいられるほど強くなくて

あなたに依存してしまうから

だから

さよならを決めたのに

あなたに掴まれた腕

強い光を放つ瞳に捕らわれて

逃げられなくなっていたことに気がついた

掴まれた腕の痛みに

あなたの想いの深さを知る

ああ

これほどまでに想っていてくれたんだ

あたしが逃げないように

この掴んだ腕は

ずっと

離さないでね

掴まれた腕の痛みが

とてもとても

心地よいものになった

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