君
夏の生暖かい風が私の体を優しく包み込んだ。
道行く者は誰も私の事なんて見ていなかった。
スーパーで一番安い牛乳と肉を買った。
スーパーから出ると夕焼けが異常に綺麗だった。
でも君のことはもう忘れており、目元が少し湿った。
家に帰ってピアスの穴を確認すると塞ぎかかっていた。
ものすごく寂しかった。
もう君はいないんだ。
愛していた。
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