設定資料-モンスター(魔王リザ)

 魔王・『世界の終末』・神罰のリザ(リザクローナ)


 年齢:1009歳(第十話時点)

 性別:女

 身長:148cm〜482cm(現代世界換算)

 体重:0kg〜8000kg(現代世界換算)

 種族:魔族

 出身地:北の大陸

 使用武器:拳

 職業:魔王、天秤教法神子ほうおう


 好きなもの:真面目な奴、仕事に忠実な奴、仕事後の開放感、殴り合い

 嫌いなもの:部下の尻拭い、イザコザ、




 世界を名目上支配する魔王軍の統率者。魔王その人。

 1000年前に古代魔法文明を滅ぼし、以来君臨し続けている。


 他を隔絶する強大な魔力を持つ。彼女の放った火で北方の大陸は永久に人間の住めない焦土になった。その炎は今でも北限にて燃え盛っている。


 何度倒しても蘇る。過去、幾たびか討伐されているものの、その度に復活しては勢力を盛り返している。


 悪魔族と竜人族のハーフ。ダークエルフの血も少し入っている。純粋なハイエルフの血を引かないながら、力にて古代王国の王座を獲得した。さらには人類の支配を確実化するべく、当時既に古代王国を席巻していた天秤教の法神子ほうおうの座をも強奪した。

 法神子ほうおうと王座の二つを得たリザは自らが神の子であると名乗り、戦にばかり耽る人間族の統制を図ったが、これが後に神を騙ったとして邪神に列せられる原因となった。


 なお、北方大陸の崩壊は魔王の仕業ではなく、古代魔法王国の致命的なメルトダウンが原因。しかし、後の世の天秤教はこれを魔王の仕業として魔王討伐の題目に掲げるようになった。いつしかその魔力を利用し、自身の膨大な魔力を"抑え込む"ようになった。


 その気になれば世界全体を魔力で包み込み破壊することなど容易だが、あくまで望むのは支配なのでそうしないだけである。


 竜人族の中でも特に気高いロードドラゴンの愛娘でもある為、魔力のみならず素の身体能力も人知を超える。自在に体格を調整することが可能。


 また、悪魔族は肉体を持たない精神体のみの姿を持つ種族である為、リザ本人も体を精神体に変換することが可能。この状態はあらゆる物理攻撃をすり抜け、魔力だけで並の冒険者は死に至る。


 本気を出した時は魔王拳という独自の武術を用いて戦う。これはリザ本人が1000年かけて開発した拳法である。

 魔王拳は別名アンチエーテルアーツとも呼ばれ、一見すればただの連続打撃にしか見えないが、これはアンチエーテルと呼ばれる特殊な構えであり、相対する者のエーテルと対消滅する。

 エーテル対消滅を受けた敵は、あらゆる魔法、あらゆる技能を使えなくなり、MPが0に帰す。


 また、アンチエーテルを作り出せるということは、アンチアストラルも形成可能ということであり、あらゆる天使、悪魔、霊魂などは自動的に消滅する。


 そして、アンチアストラルからアンチエーテルを通してアンチマター、つまり反物質を自在に形成可能。

 反物質砲は全ての物体を破壊する。


 簡単な話、あらゆる防御を突破し、あらゆる技を封じ、圧倒的な攻撃力で敵を倒す。


 何度倒しても蘇るのは古代王国の市民IDを持つ為。これを濫用し1500〜80000体の魔王を複製することで諸侯や魔物の意思を統制する。

 現在は『始まりの魔王』自体が封印され、これに伴って再生用アカウントも凍結された為、現在は複製用のアカウントを用いてしか肉体を再生できない。


 北方の大陸にある『始まりの魔王』の封印が解かれれば市民IDの凍結解除申請が受け入れられ、統一意思が復活、現魔王は力を失う。

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