第16話 救出 ~ Mock Turtle I
帰りの電車の中、俺とナナリーはいろんなことを話した。
家出は母親との喧嘩が原因らしい。彼女の家も母子家庭のようで、母親は収入が高いこともあって自尊心が強い人だということだ。それゆえによく衝突するという。
俺はナナリーに、家に泊まりに来ないかと誘う。が、彼女は首を振り「あなたと互恵関係になったのだから、自分で解決出来る問題はなるべく自分の手でやるよ」と言った。
そして、学校でのいじめの経緯を知らされる。
ナナリーは現在文芸部に所属しているが、去年最後の三年生がいなくなって今は廃部寸前だったそうだ。三人以上の部員を確保できなければ消滅するはずだった。
ナナリー自身、美術部や漫研には苦手な人が多かったため、自分が中心となれる文芸部ならうまくやれると思ったらしい。
入学当初、相手のことをよく知りもしないで、勧誘しまくった結果。二組の松戸がそれに目を付けたのだ。
運動部も文化部も関係なく、この学校は部活ごとにそれぞれ一つずつ部室が与えられる。部室棟が校舎とは別にあるのもそのおかげである。
文芸部に入れば部室がもらえる。で、この部室を松戸たちが専有し始めたのだ。部員は現在、馬橋と幸谷と中根とナナリー。松戸は入部なんて面倒な手続きはしなかったらしい。
初めは小間使いみたいな扱いだったが、そのうち松戸の遊びが始まる。馬橋たちに命令し、それをナナリーに対して実行するのだ。
それが段々とエスカレートし、今に至る。
結局、ナナリーのいじめに関しては、全く解決していないに等しい。
馬橋に手出しをさせない取引をしたが、それがどこまで履行されるがわからない。元凶は松戸なのである。
ナナリーには、スマホの録画と録音機能をうまく使うように教え、そしてなるべく教室から離れないように指示を出した。何かあったときに少しでも優位に立つ為である。
今夜、これから二組の教室に行って、隠しカメラをセットしておいた方がいいだろう。いざという時はそれを取引に使うしかない。
東浦和の駅に着くと、改札を出た所でナナリーと別れる。彼女は北口の方に家があるらしい。
今はもう十時を過ぎている。駅前のロータリーは人影もまばらで寂しい感じだ。でもまあ、マッグの前に自転車置いてきたから、帰りはそんな苦労はしないかな。
『あ、柏先生?』
有里朱が学校の教師を見つけたらしい。
いくら同じ視覚を共有していても、それぞれ気にするべき箇所は違う。喩えるなら、同じテレビを見ているのに、一方は女性アナウンサー、一方は男性タレントに注目するようなものだろう。とはいえ、
「どこだ?」
『右の方行ったよ。誰かと歩いていた気がするんだけど』
「誰かって?」
『うちの制服だったと思う』
「あの真面目な先生がうちの生徒と付き合ってるのか? というか、あの先生って結婚してるんだっけ?」
『さあ、知らないけど』
「まあ、どうでもいい話だな」
『そうだね、ごめんなさい。たいしたことなかったね』
俺たちは自転車を回収すると一旦家に戻る。時間はまだ十一時前。予備のカメラをリュックに入れると、そのまま学校へと向かう。
さて、明日からいろいろ大変だ。
**
休み時間、トイレに行って帰ってくると机の上に置いたペンケースが不自然に開いていた。中に入っているシャーペンが一本ない。代わりに百円玉が入っていた。
被害としては軽微だし、この百円で同じ物が買えそうだ。しかも、後でカメラの映像を確認すれば誰が盗ったかはすぐわかる。でも、今まで教室で盗むなんて行為はなかったはずだが……。
俺は高木たちの様子を覗う。すぐに視線に気付いて脅えたような顔になる。あいつらが盗るメリットがない。仕返しにしても小さすぎるな。
帰ってから映像を確認すればいいのだけど、今すぐ犯人を知りたい気分だった。
神崎を見る。なにやらスマホにご執着。指でフリックしているから、何か書き込んでいるのかな?
あとは、若葉かなめ。俺の視線に即座に反応し、目を逸らす。あれ? ビンゴ?
『かなめちゃんを疑ってるの?』
「他にいるか?」
『……いないけど』
「なんで彼女を庇うんだ?」
『……』
まただんまり。正確に情報が伝えられないと、どうにもならないってのにさ。
まあいいや、被害が軽微なうちにいろいろ準備をしなくては。
そうやって、少しだけ平穏な時間が続いた。昼休みになるとナナリーからLINFのメッセージが来る。
@ナナリー【今のところ嘘みたいに平和】
@ナナリー【馬橋さん話しかけてこない】
俺は返答をする。
@アリス【松戸の様子は?】
すぐに返事が戻ってくる。
@ナナリー【すごく静か でも機嫌が悪いみたい 馬橋さんがオドオドしてる】
やはり怒りの矛先は馬橋たちに向いたか。
@アリス【情報ありがとう 何かあったらまた連絡を】
@ナナリー【り】
しばらくするとピコンと通知音がして、またメッセージが来る。
@ナナリー【若葉さんて一組の子だよね?】
@アリス【そうだけど どうしたの?】
若葉かなめか? それがどうしたんだ? 何か胸騒ぎがするのは気のせいか?
@ナナリー【うちのクラスに来てる 今松戸さんと話してる】
『かなめちゃんを惑わさないで!』
有里朱の怒りが沸々と湧き出してくるのを感じる。自分が何かされても怒らなかったのに、他人がされたら怒るわけか。でも、この怒りは普通じゃない。身内に何かあったときの怒りに近い。
@アリス【わかった 目立たない程度に様子をみておいて】
そうナナリーに返すと、急いで鞄の奥から超小型マイクを取り出し、それに粘着テープを付け、若葉の席へと向かう。その手前で、手に持っていた巾着を床に落とし、裁縫セットをぶちまけた。
そして、それを拾うような素振りで若葉の鞄がかかっている机の近くへ行き、その鞄の底部分に先ほどの超小型マイクを貼り付ける。
よし、ミッション完了。
『なにしたの?』
「見たとおりだよ。隠しマイクを付けた」
『シャーペン盗られたこと疑ってるの?』
「そんなことはどうでもよくなった。まずいぞ有里朱。たぶん、松戸の次のターゲットは若葉だ」
**
放課後、予想は的中した。
若葉は授業が終わるとすぐに二組へと行く。そして、ナナリーからメッセージが来た。
@ナナリー【若葉さん 松戸さんたちとカラオケ行くみたい】
お礼の返答をすると、小型マイクの受信機にイヤホンを付けて、集音した音声を聞く。範囲は五十メートル以内だからな、見失ったらアウトだ。
(ねえ、舐めてんの? シャーペンなんてとっても仕方ないでしょ。あんたバカなの? ほんと使えないわね)
これは松戸の声か。ちょっと高飛車な、いかにもって感じの気の強そうなタイプだ。
(そうだよ。あいつのスマホを盗めって言っただろ)
今度は馬橋の声か。なるほど、自分が手出しをすると動画を公開されてしまうから、若葉を使おうとしたわけか。
(できるわけないでしょ。そんなの犯罪だよ)
おお、かなめちゃんの声か。わりとかわいい声してるんだな。シャーペンでも犯罪だってツッコミはやめておこう。
『ねえ、なんかおっさん臭い感情がわき上がってきたみたいなんだけど!?』
有里朱さまはご立腹のようだ。若葉かなめの事になると性格変わっちゃうんだな。
俺は松戸たちから距離をとりながら、南口にある駅前のカラオケ店までやってきた。さすがに一人で中に入るわけにもいかないので外で待つ。ちょっと感度が悪いかな。
やはり、一人じゃ都合が悪いので助っ人を呼ぶ。といっても、互恵メンバーのナナリーだ。というか、それしかいない。
LINFの連絡からほんの五分くらいで来てくれた。わりと駅から近いのか?
「なんか手伝うことあるの?」
「これ」
俺は小型マイクの受信機とイヤホンを渡す。
「ちょっと家に忘れ物取りに行ってくるから、しばらくモニターしてて。なんかあったら、わたしに連絡か……緊急の場合は警察へ」
そこでナナリーが物凄い真面目な顔で硬直しそうになる。最悪の場合を想像したのか。DQN絡みで嫌な事件はけっこう起きているからな。怖いと言えば怖い状況だ。
「そんなこと……あるの?」
「若葉さんはあなたと違って抵抗しようとしている。でも、中途半端な抵抗は相手を逆上させるだけよ。見せしめのためにも、何か酷い事をするはず。例えば乱暴するとか」
「ふぇ?!」
ナナリーが小さく肩を揺らす。馬橋を経由した松戸からのいじめは身をもって知っているのだろう。自分以上に酷い仕打ちをされることに少し恐怖を感じているのかもしれない。
「とにかく、すぐに戻るから、なんかあったらよろしく」
そう言って、家に戻る。
いちおう宅女の制服から着替えて厚手のコートを羽織り、自転車でカラオケ店へと戻ってきた。
「お待たせ」
ナナリーは店の裏手で膝を曲げて小さくなって音に集中しているようだ。
「言い争いの声は聞こえるけど、まだ暴力までは振るわれてないみたい」
「そう、ありがとう。ナナリーはもう戻っていいよ」
「いいの?」
それは手伝わなくていいのかという意味だろう。
「これ以上はナナリーを危険な目に巻き込むかもしれない」
「けど……互恵関係なんでしょ? パートナーなんでしょ?」
「パートナーだからこそ、ナナリーは大事なの。他にも手伝ってもらうこともあるし、ここは素直に帰って。その方がわたしも動きやすいんだよ」
「なんかあったら、あなたを助けるからね。ちゃんと助けてって言ってよね」
「わかってるって」
なぜか今生の別れのような会話になってしまったではないか。それに有里朱のことをかなり心配している。まだ知り合ったばかりだというのに、わりと人懐っこい子なのかもしれないな。
ナナリーと別れた後、スマホで調べ物をしながら中の様子をモニターする。
松戸は女王様気取りで、かなめや馬橋たちに命令を下していた。その容赦のなさは、まさに暴君。それと、なにやら人を待っている気配もある。話によると、松戸の友だちのようだが。
調べ物の方は、だいたいわかってきた。このカラオケ店のオーナーは松戸の親戚の人らしい。しかも、新聞記事で松戸美園とオーナーの二人が親しげに肩を組んで映っているものがあった。地域の活性化のために、カラオケを利用した若年層同士の交流の場、という提灯記事だ。ほぼ店の宣伝なのだが。
ググっていくと、このカラオケ店らしき名前を捩った店で、売春行為が行われているという噂もヒットした。その行為に裏掲示板が使われているとの情報も。
ちょうどその時、店内に四人ほどのヤンキー兄ちゃんが入店する。どこかで見かけた顔だが、まあ学校の女子生徒じゃないからどうでもいいな。
さらにモニターを続けると、先ほどの四人組が松戸たちの部屋へと入ってきたようだ。そして……。
(やめてください!)
若葉の声が部屋に響き渡る。
(へへっ、こいつ、俺たちの好きにしていいんだよな)
下品な男の声。先ほどのヤンキー兄ちゃんか。
(ええ。わたくしに刃向かうとどうなるか。思い知ってもらわないとね)
松戸はベタなボスキャラだった。他人を思い通りにできるという自分の立場に酔っているのだろう。
だが、これはもう越えちゃいけないラインを越えてしまったな。俺の中でも怒りがわき上がる。
『かなめちゃんを助けないと!』と有里朱が叫んだ。
俺はコートを脱ぎ捨てるとカツラを被ってダテ眼鏡をかけ、カラオケ店に入ってフロントへ一直線に向かう。
「友だちと待ち合わせてるんですけど」
そう言って受け付けを通り過ぎ、階段で二階に上がったところで火災探知機の場所を探す。
「あった」
トイレの横に、赤い円形のお馴染みの装置が備え付けられていた。
周りを確認し、ゴムの指サックを付けた指で非常ボタンを『強く押す』。
――ジリリリリリリリリリリリリリリリリ
店内に警報が響き渡る。驚いて出てきた客に俺は言う。
「火事みたいです。早く避難しないと」
四、五人にそう告げたところでパニックとなった。店内は混乱し、廊下は人で溢れてくる。
『大丈夫なの? 非常ボタンの後ろに監視カメラみたいなのあったけど』
それは俺も確認している。だからこそ有里朱も気付いたのだろう。
俺が今着ているのは宅南女子高のセーラー服ではない。
濃い青のブラウスにはダブルの六つボタン。白いセーラーカラーは紺の線が二本。スカートは襞の少なめな藍白。ピンクのカーデガンを羽織り、ピンクのかつらを付け、黒縁の大きめのメガネをかけている。
「ざまーみろ、です」
『意味わかんないんですけど』
「わかんなくていいよ。誰だかわからないところがポイント。後で監視カメラを見た奴も宅女じゃなくて他校の生徒だと勘違いするだろう。このまま脱出しても誰がイタズラしたかわからない」
『うーん……それはそうですね。で、これは誰のコスプレですか?』
仕方がない。もう一個ヒントだ。
「不愉快です!」
決め台詞が決まった! 頭痛が痛くならないように気をつけよう。イジメも言葉の重複も絶対ダメ!
『なんのこっちゃ?』と有里朱。彼女はあまりアニメは観ないほうなのかな?
そのまま店を出ると駅の方へと走った。トイレに駆け込むとすぐにカツラとメガネをとって上着を着込む。
そして再びカラオケ店の近くに行き、状況を見守る。客はほぼ出たか? 店の前に人だかりができている。消防や警察も集まっていた。
そこへ人混みをかき分け強引に突入。その中に若葉かなめがいた。俺はその手を取り、そのまま引っ張っていく。
「あっちゃん」
そう呼ばれた。なんだよ……こいつらホントは仲いいんじゃないか?
とりあえず松戸たちから彼女を連れ出さなければならない。引っ張っていった先で、自転車に跨ぎ、後ろにかなめを乗せる。まだ、松戸たちは気付いていない。
「発進するよ!」
そのまま逃避行だ。さて、落ち着いて話せる場所はあるかな?
**
結局、家まで来た。何も喋らない彼女を部屋にいれる。何か懐かしそうに部屋を見ていた。
やはり、有里朱とは知り合いだったんだな。少なくとも部屋に来るような関係だったのだろう。
ふいにかなめの瞳から一筋の涙が溢れた。ベッドにあった白ウサギのぬいぐるみを持ち上げて抱き締めている。
「このぬいぐるみ……まだ持ってたんだ」
その声に有里朱が反応する。
『そうだよ。捨てるわけないじゃん。大切な友だちからのプレゼントだよ』
俺は、心の中でため息を吐く。とりあえず演技モードにスイッチするか。
「そうだよ。捨てるわけないじゃん。大切な友だちからのプレゼントだよ」
アリスの言葉を一字一句漏らさないように目の前の若葉かなめへとそれを伝えた。
「あっちゃん……」
彼女の瞳からボロボロと涙がこぼれてくる。これ以上は俺の手には負えない。
「座って、お茶入れてくるね」
逃げるように部屋を退散する。とりあえず状況がわからねえ。ここまで来たら有里朱には喋ってもらうぞ。
「なあ、もう全部言っちゃえよ。お前が助けたいものは俺が全部助けてやるから」
『それは嬉しいけど……かなめちゃんはその……』
「言い淀むのはやめろ。あの子を見捨てるってのなら沈黙を貫け。助けたいなら全て話せ。選択肢は二つ、どちらかを選べ」
『……』
「どちらを選んでも、俺はおまえを見下したりしねえよ」
有里朱は混乱している。それは伝わってきた。いろんな感情が渦巻いて、自分でもどう話せばいいのかわからないのだろう。
『どこから話せばいいのかな?』
「話しにくいなら、質問形式でいこうか? 俺の推測が当たっているか当たっていないかだけ答えろ」
『……うん』
断片的な情報で、ある程度推測はつく。ただし、どこまでが真実なのかは有里朱とあの子にしかわからない。
「あの子、若葉かなめは中学時代の友だちか?」
『うん』
「仲が悪くなったのは高校になってからか?」
『そう、でも仲が悪くなったっていうか……』
「ストップ、答えるだけで良いから」
『……わかった』
「高校になってお前はいじめを受けた。けど、それを最初あの若葉かなめは庇ってくれた。『はい』か『いいえ』だ」
『はい……』
「そしたら、あの子も一緒にいじめを受けた。で、あの子はおまえを見捨てて離脱」
『違うよ! 見捨ててなんかいない。わたしが見捨てたの。「もう、わたしに関わらないで」って言ったの!』
まだ彼女を庇っているような気がする。有里朱の心の中はわからないが、何か誤魔化しているような感じでもある。
そういや前に喩え話をしていたよな。二人の女の子がいて、どちらかが助かるなら友だちを優先するって。
通常の分類なら、若葉かなめは【回避系の巻き込まれ型】に近い。自分がいじめられないために他者に合わせて誰かをいじめることを強要される。けど、有里朱の言葉からは、また別のものが読み取れた。
「おまえさ、結構ワガママだよな」
彼女が友だちの事を考えているようで全く考えていないことに、俺は気付いてしまう。
『なんですか? いきなり』
有里朱から漏れ出している感情は苛つきだ。
「本当に友だちが大切なら自殺しようなんて考えないぞ。おまえが死んだ後の友だちの気持ちを考えたことがあるのか?」
『それは……』
「悲しむだろう? 後悔するだろう?」
『仕方ないじゃない! 他に方法がなかったの! わたしたちはとても弱いの。だから、生きてても仕方ないって思ってしまうの。みんな、あなたみたいに強くないんだよ!』
激しく感情を吐露する有里朱。いや、単なる逆ギレか。
言いたいことはわかるよ。でもさ、それは違うんだよ。俺の強さなんて張りぼてだ。情報という鎧を纏っているだけ。
人間、弱すぎると死すら選べなくなる。死ぬ覚悟を決めただけ有里朱は俺より強いんだよ。その答えは間違ってるけどさ。
そんな言葉を俺は彼女には伝えない。言っても意味がないからだ。
「おまえが弱いのは知ってるよ。だったら、もっと頼ってくれてもいいんじゃないか?」
『……だって』
「有里朱が望むのなら、あの若葉かなめも助けてやる。ただし、全部話してから。それが最低限の条件だ」
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