第105話 2連休1日目……。

昨日の仕事も残業になってしまい、帰宅するのが遅くなった。

最低限の人間でまわすのは、本当にやめてほしい。

体調不良になってしまうと、その時点で会社がまわらなくなるとか

負担も大きい。


私だって、体調不良も起こすし、何より精神面の問題も抱えている。

健常者であれば体調不良のみだろうけど、メンタルを抱えていると

精神面がダメになっても動けなくなる。

まぁ、健常者には分からない事だろうけど……。


2連休も1日目と言う事で、自由気ままに出かけようかなと思って

いたが、天気が夕方から崩れて雨になるらしい。

そんな訳で、雨が降る前に帰宅した。

と、言うのは50%くらいが本心で半分は嘘。

別に、雨が降っていたとしても外に出る事くらいは出来る。


私は、人間を拒絶してしまう。

今、家の壁の塗り替えをしているのだが、私の家を担当してくれている

業者さんですら恐怖で近寄れない。

家に出入りする事すら、困難な状態だ。


こんなに酷く、人間を拒絶しているのに外の世界に長く居られる訳も無く

途中で、頭痛が出始めて帰宅した。


実は、欲しいCDがあったので少し前まで店をまわっていたのだが

無くて、最終手段の街へ向かった。(人間が多いから、行きたくない。)


流石は街中。

平日だと言うのに、人が多い。

そして、お昼時もあり会社員が飲食店の外にまで並んでいた。


こんなド田舎の街の人間の多さにも、私はメンタルをやられてしまうのに

私が都会になんか、行けるわけがない……。


無理して街中にまで行って、流石は専門店。

欲しいCDを入手することが出来た。

その代償だろう、そのあとは外に居る力が無くなって帰宅。


人間が怖くない感情って、どんなだろう?


ずっと疑問だったけど、その疑問は意外と近くにあった。

夢の中の私。

夢の中の私には、人間に対しての恐怖や拒絶は無い。

もしも、これがこの世界で生きている人間の普通の感情なのであれば

相当、生きやすい世界だなと思う。

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