第63話 最低限の人間……。

今日の朝も目覚まし時計の音で目が覚めた。

いつもより、たった15分早い朝だが、それでも辛い。

今日は日曜日で、朝の渋滞は起きないので比較的、ゆっくりは出来た。

会社に行くとすぐに会議……。

たかが、25分もかかっていない会議。

月1開催の会議。

頻度が高すぎて効率的では無い。

半年に1度、半日くらいかかる会議でも良いから有意義な会議にしたいと

私は思うのだが、会社の方針が月1ならそれでも良い。


最低限の人間でまわす会社だから、誰かが事務所に来るたびに席を

外さなければならない。

席を外したからと言って、会議を中断して待ってくれているような

甘い事は無い。

会議の内容を記録するのが担当の私でも、席を外している間に話された

内容は記録できない。

議事録を提出して帰ってきたが、席を外している間に話された内容を

記録できていない。

その部分に関して、何で記載していないんだ? とか言い出したら

終わっていると思う。


ちなみに、前回の会議は参加できる人が居なくて中止になった。


何処か1人でも欠けてしまうと代わりの居ない職場。

ネットで調べると、長居するような会社では無いとか。


確かに、薄々、感じてはいたけれど……。

かと言って、他の会社で私の精神状態と身体がもつかは分からない。


本当に、生き辛い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る