第66話 お腹参りとそば。
柚弦に私と雅日君のお腹遊びを見て凄く恥ずかしくなった私は何でこの時期になって柚弦がここに帰って来たのか非常に謎だった。
「柚弦。何で、もう帰ってきたの?まだ、学校でしょう。」
「学校ならもう終わって、部活も思っている以上に早く終わった。今日の将棋部は凄く面白かったし、情報戦をやるのに非常に優れた内容だからな。」
「将棋が思っている以上に終わったって、つまり、簡単に決着付けちゃったの。」
柚弦は将棋部と囲碁部をやっている。
しかし、将棋部と囲碁部は交互にやる事が多く、なぜかというと将棋大会と囲碁大会に出て戦術を極める事が臂臑に高いからだ。
私は柚弦が併用して言るように見えて実は同じ部活をやっているのだと思うとそれはそれで納得した。
「そうだよ。俺は将棋をやる事で相手の戦術を見破る事が非常に大事だと思ったから尚更大事にだと思ったけどね。そしたら相手は俺の読みの強さに負けてあまりに勝負にならなかったから今日は俺だけ早く終わらせて買ってきたんだよ。」
「そうか。で、囲碁部もやるんだよね。」
「そうだよ。将棋部と囲碁部は基本的に毎日はやらず、月、水、金は将棋、火、木、土は囲碁部だから非常に楽しいよ。」
「つまり、囲碁や将棋は頭脳戦で大会に出るから非常に長期のビジョンが必要だというんだね。私も凄くやってみたいな。けど、私はお聖人さんの仕事と料理部をやっているから私は非常に難しいかな。」
私には囲碁や将棋は難しいかもしれない。
けど、さまざまな手順があるからやって見ると面白いかもしれないと私は感じた。
「そうだね。でも、俺はこうして絵理奈ちゃんのお腹を拝むと不思議と将棋や囲碁が強くなるんだ。」
「そうか。私のお腹で幸運を呼ぶのは確かだな。」
私のお腹を拝むと非常に嬉しくと思いつつ、柚弦に私のお腹を拝められるのは少し嫌だなと感じた。
すると、雅日君が、私を見て何かに気をかけた。
「それで絵理奈ちゃん。俺はバスケ部をやっているけど、確かに絵理奈ちゃんや彩海のお腹を拝んだら不思議と俺の学校が全国大会に出場したのは確かだった。」
「つまり、雅日君もバスケ部で全国大会に出て優勝まで行ったんだな。」
「そう。元々、バスケや野球は情報戦や心理戦を利用して腰を使って動かすスポーツだ。サッカーの場合、機動力が優先されるから腰は軽視されがちだが、バスケや野球は技術力が優先されるから、戦略性などは非常に高く、連携力が試されるんだよ。」
「そうなんだ。」
私はバスケ、野球とサッカーの違いはそこまであるんだと思うと良くわからなかったけど、確かにサッカー選手は背が低い選手は非常に多いのは機動力を利用した選手が非常に多いから的になりにくい様になっているのは初めて知った。
「だから、今日は俺がそばを作って御馳走するから絵理奈ちゃんと柚弦は少し休んでくれれば大丈夫だよ。」
「うん。ありがとう。」
私は雅日君が凄く落ち着いた状態で料理に協力している事を聞いて凄くホッとした。
確かに彼なら料理のやり方について良く理解しているから尚更、やりたい気持ちがわかるんだね。
「でも、雅日君はバスケ選手の割にあまり御馳走を食べないけど、それは何か関係あるの?」
「あるよ。バスケは機動力と技術力が必要だからどうして、頭を使わないと非常に疲れる。むしろ、空腹の方が満腹の時より十二分の能力を発揮できるから尚更、俺は食べ物には非常に気を遣うようにしているんだ。」
「成程。」
私は雅日君が能力をそこまで発揮する背景には食事を普段から気を使っている状態にあるのだと思うと非常に納得する場面でもあった。
なぜなら、能力を発揮する男性は食事をあまりとらず、むしろ食べてはいけないものと良いものを分別する傾向からきているのだろうと私は感じた。
確か、私はポテトチップスを食べたい気持ちがわからない。
それは私だけでなく彩海や他の墓守女子も同じだ。
恐らく私の腸内がポテチを食べるのは非常に嫌がるのは腸を汚したくない思いがあるのだと私は実感しているから尚更そういう兆候があるのだと感じているからだ。
だから私は食べ物に対して非常に制約があるのもそれだと思うと中々賢い腸を私は持っているんだと感じた。
加えて、私のお腹の中でこっそりと遊ばれる状況の中にはやはり直紀さんが私のお腹の中でボルシチを大量に保存する状況にあると私は読んでいる。
だから私はボルシチをお腹の中に沢山しまってあるから私は凄く暖かいと感じた。
すると、雅日君が…、
「できたぞ。」
「早い。確か30分も満たないけど、大丈夫なの…。」
「あぁ、乾麺そばは10分水に浸してその間に具材やお湯の沸騰をすれば簡単に調理が移行できるから尚更だ。」
「成程。そういう手段があるのね。」
すると、雅日君がざるそばを簡単に提供している状況を見て彼が意外と乾麺マニアだと思うと確かに彼なら凄く調理が進められると感じた。
凄いなぁ…。
雅日君は、既に料理のやり方まで解っているなんて、凄く自立心が強い男の子なんだと思うと私は雅日君が好きになる。
私は雅日君がこういう料理を見ると自立心のある人間を好きになるのは非常に嬉しい状況なのだと思った。
そう思いながら私は雅日君のそばを柚弦と共に頂いた。
そして食べると雅日君の乾麺の戻し方は確かにおいしいと感じた。
「雅日君。この面の水の付け方は非常に良くて嬉しかったよ。」
「そうか。それならよかったよ。」
私は彼に感謝しながらそばを食べ続けた。
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