水を得る 簡易フィルター2
ボトル二つとブドウの木があればかなり品質の良いフィルターがつくれる。
ブドウの太めのツルや木の幹を毛細管現象を利用したフィルターにしてしまうのだ。もちろんタダのパイプでは意味がない。なので樹木の導管ではなくブドウのツル部分を使う。細胞自体の両端が切れてしまったらただの筒になってしまうので長めに切ろう。50cmとかそれ以上で。
樹皮に付着したカビやキノコの胞子が水に混ざらないように樹皮を剥く。その下の青い部分も少し削る。そうしないと青臭さが水に混ざる。
片方のボトルに汲んできた水を入れる。用意したツルを底まで届くくらいに挿す。反対側はもう一つのボトルに。受け側のボトルを下げてサイフォン効果と毛細管現象を使用してじっくりフィルタリング。
元の水に重金属が溶けていなければ、数時間後には大量の飲料可能な水が手に入ることだろう。これは沸かさなくても細菌類はほぼ混ざっていない水になる。ウィルスは不明。少なくとも大腸菌などは排除できるフィルター方法だ。
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