告解


 諦めたと思って呑み込んだ鉄塊が

 じりじりと内側を灼いていく

 肉を焦がす悪臭が

 鼻に抜けていくようだ

 これでは何のために

 いや私が何をしたと言うのだろう

 ただ溺れている

 もがくも痩せ衰えた自らを引っ掻くのみ

 肥えた獣が獲物を求めている

 空腹の目をじっとこちらに向けて

許してくれ

私はもう何も持っていない

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