木枯らし
木枯らし
風が走る
唸りを上げて走る
背丈の高い草は軒並み薙がれ
小さな芽はその身を震わせ
木々はその枝を大きくしならせ
葉は次々と大地に還る
薄暗い雲の下
冷たい空気の中で
何かに焦がれているのか
それとも私たちを急かしているのか
大きな力でもって
自らを走らせる
風が走る
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます