矢口水晶様

初めまして。作品拝読させて頂きました。

濃厚な筆力と独特の世界観が個性的で、
戦争や痛み、終始通してアングロな空気感を貫いている。
その中で最後の最後に一瞬だけ報われた様な、
そんな緩急が読了感を救ってくれた気がしました。
自分も猟奇的な作品を書く事がありますが、
程度の問題と言うのはとても難しく感じているので、
とても勉強になりました。

戦争のリアルを知らない子供だったモーリスの素直な科白。
その科白に過去の熱を迸らせるティム。
激情、本能的な人間性、動物的な本能を描いてあるなぁ、と思います。

またお邪魔させて頂きます。