妹身防衛(仮)バトルシーンまとめ

柊木緋楽

序章 第5話Aより

「……じゃあ、行きますよ……。」

「ああ。」

「3.2.1.Go!」

 カウントが終わると、勵渡は真っ先に走り出した。

 俺がいる場所から20m。

 陸上部ということもあってか、たった1秒で俺から2mの位置まで来て、俺に殴り掛かって来た。

 しかしそれはギリギリでかわした。

 続けてターン……からのキック!

 俺はその足を掴み、投げる。

「あがっ!」

 顔を蹴られた。

 鼻血がだらだら出てきた。

「ちょっ!?粘膜弱っ!!鼻血出てるよ!」

勵渡が何故か心配してきた。

「うっせえ!」

 そう言って俺は鼻の上の方を手で抑える。

 俺は勵渡の脚を蹴った。

 そして何故か足がズレた先にあったバナナの皮で勵渡がすってんころりん。

「アギャーッ!」

 俺の足に、潰されるような(っていうか潰されてる)激痛が走った。

「ゴハッ!」

 勵渡が背中を強打したからか、少し血を吐いた。


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