第74話

ー約一年前ー


監督

じゃあ今日の練習は終わり。

解散。


慎一

銀、帰ろうぜ。


銀次郎

俺はもうちょっとだけ練習する。


慎一

銀、お前数日前から過度に練習してないか。

体がもたないぞ。

適度に休まないと。


銀次郎

これが最後なんだ。

これが俺に残された最後のチャンスなんだ・・・。


慎一

・・・。

ちょっとだけだからな。

すぐに練習終わらせろよな。


銀次郎

ああ・・・。

わかってる。


監督

しんいちー。

少しフォーメーションの事で話がある。

ちょっと来てくれ。


慎一

はい。

わかりました。



ー十数分後ー


監督

じゃあ当日はこんな感じでいこうか。

明日、皆に伝えよう。

慎一、今日は帰っていいぞ。


慎一

はい、わかりました。




ー体育館ー


慎一

ぎんー。

そろそろ帰るぞー。


銀次郎

ああ・・・。

わかっ、た・・・。


バタッ


慎一

銀!

大丈夫か!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る