第66話

不良

ここが噂(うわさ)の奴がいる演劇部か・・・。


子分A

はい、間違いないかと。


子分B

それで田淵さん、そいつに何をするつもりなんですか?


不良

それはなだな、知らしめるんだよ。

俺たちの存在を。



ー演劇部 部室ー

田畑

よし!

じゃあちょっときゅうけいー!


浜谷

はあ・・・学校外周きつかった・・・。


煮蔵

浜谷、おつかれ。

これドリンク。


浜谷

煮蔵・・・。

ありがとな。


煮蔵

へへっ、いいってことよ。



不良

おいっ!

ここは演劇部で間違いないんだろうな!


田畑

あんた・・・誰だ?


不良

俺の名前は田淵 正昭(たぶち まさあき)だ。

覚えとけ!


田畑

それで・・・何の用?


田淵

広畑 煮蔵(ひろはた にぞう)という男がここの演劇部にいると聞いてな。

探しに来たんだ。


田畑

うちの煮蔵を探しにだと・・・!

何をするつもりなんだ!


田淵

どっちが上か確かめるんだよ。


田畑

そんなことのために・・・。


田淵

そんな事だと・・・!

俺たち不良にはそれが重要なんだよ!



小坂

この人・・・怖い。


浜谷

大丈夫だ小坂。

皆がいる。


(まさか煮蔵が狙われるなんて・・・)



田淵

さあ俺の前に煮蔵を出せ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る