第47話

小坂

浜谷・・・君。



浜谷

皆マチコちゃんに応援をしよう!

せーのって言ったらマチコちゃん頑張れって言ってね!


園児A

わかった!


園児B

応援する!



浜谷

じゃあ行くよせーのっ!



園児一同

マチコちゃん頑張れーーっ!!




小坂

・・・!




浜谷

『えーっと俺の名前は浜谷智春って言うんだ。よろしくな。』



小坂

『この人の声・・・こっ、怖い・・・。』




小坂

(最初は浜谷君の声が怖く感じていた)


(でも段々とその声は暖かみのある声だってわかりはじめて)


(最近じゃ浜谷君の声に勇気付けられている私がいて)


(そして今、私は)



(彼の声に助けられている)



(大丈夫だよ、自分はここにいるよ、って)


(わたし・・・)






浜谷

(小坂・・・)



(俺はお前に救われたんだ)


(中学のいじめがあった時に俺はずっと独りだと思っていた)


(でも違っていた)


(家族やクラスメイト達、小坂が俺を見守っていたんだ)


(その事に気づけたのはお前のおかげなんだ)


(お前が中学の時に手を差し伸べてくれた事、高校に入って俺に自分の正体を明かしてくれた事、そんな出来事のおかげでいろんな事に気づけた)


(お前のおかげなんだ、小坂)


(だから今度は俺の番なんだ)



(俺が小坂を救う番なんだ)

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