しんらい

君は外面がいい。

上司からの信頼も

友人からの信頼も厚い。

もちろん、恋人「達」からの信頼も。

皆口を揃えて


「いい人だ」


と言う。

私はそれをうわべだけの笑顔で


「そうだね」


と言う。



君は嘘つき。

嘘で得た信頼。

私にだけは酷いことをする。

私だけが君の本当を知っている。

私だけが


「あいつはクズだ」


ということができる。

羨ましいでしょう？

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る