92冊目 夢のない夢
どうも、吾輩です。
だいぶ前に書いた夢女子の回(※1)を読み直して、夢女子の心を思い出してみたけれど、一般人の心がそれを邪魔します。
忘れている方、その回を読んでいない方に向けてざっくり説明すると、夢小説とは「本来作品に登場しないオリジナルキャラクターを主人公にした二次創作であり、そのキャラクターの名前をwebページ上で自由に変更できる小説」である。ほとんどが女性向け作品で、原作キャラクターとの恋愛小説であることが多い。
多いが、すべてではない。
その回でも説明したが、仲良しのクラスメイトだったり、ともに戦う仲間であったり、恋愛感情を介さない関係性の夢小説もある。吾輩はそっち派で、恋愛要素はあっても薄いほうが好きだ。
これは吾輩が腐女子も兼業していることに関係するのかもしれない。何度も申し上げてきたとおり、腐女子はキャラクターやシチュエーションを「眺めたい」のである。その傍観者気質が、好きなキャラクターと深い関係になることをためらうのかもしれない。でも友達ならオッケー、というわけだ。
兼業でも恋愛夢小説バリバリ書いて読む、という人もいるので、一概には言えないと思うが。
というわけで吾輩の夢妄想は「推しちゃんが近所に引っ越してこないかなー。そんで、たまにファミレス行ってだべるくらいの間柄になれんかなー」くらいの、志の低い(?)ものである。
その程度の妄想にすら、「小市民の吾輩」からセルフ突っ込みが入ってしまう。
「お前の推しが越して来たら、平和に暮らせないだろ」
そうなのである。
何の因果か好きになるのは悪役や、主人公サイドでもアウトローばかり。今までの推しを思い出してみるが、穏便に近所づきあいをしてくれそうな推しが思いつかない。本人は危険度が低くても、近くにいるとヤバいことに巻き込まれそうな推しも多い。
妄想なんだからその辺は考慮するなよ、と思うのだが、考えてしまうのが小市民。
現状の推しだと、組事務所かマフィア(※2)が引っ越してくることになる。悪の秘密結社(※3)よりは幾分ましかもしれないが、そんなのが引っ越しのあいさつに来たら、夢にまで見た推し本人であろうと恐怖で泣く自信がある。そして可及的速やかに引っ越す。
そういういらない心配はできるくせに、なぜ原作ガン無視のカッ飛んだCPを組んでしまうのか。
我ながら謎である。
※1 夢女子の回
33冊目 夢見る乙女の内緒事
※2 組事務所かマフィア
何度か言及したゲーム「天頂」に登場する伊達組(主人公側)およびJJブラザーズ(敵キャラ)。どっちも好き。というかあの作品の男性キャラはだいたい好き。
※3 悪の秘密結社
ショッカー。
さんざん話題に出してきた通り、ゾル大佐が好き。
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