30冊目 ギャラリーに行こう
どうも、吾輩です。
以前(※1)同人誌即売会楽しいぜ! という話をしたと思うのですが、今回は展示会の話をさせていただきたいと思います。
アートの話の回(※2)で言い忘れたのだが、企画展はメッチャ楽しい。展示会の雰囲気によっていろいろと「楽しさ」の種類も変わってくるだろうが、吾輩がお世話になっているギャラリーは「気安さ」が素晴らしい。
実は先日、そのギャラリーで展示会が行われ、吾輩も出品した。在廊(※3)できたのは最終日のみだったが、濃かった。何って交流が。
小さいギャラリーであり、知る人ぞ知る、というくらいの知名度なので(失礼)、大体集まってくる顔ぶれは決まっている。しょっちゅう来る人、たまーに来て「久し振り!」って人。ご新規さんも「友達から聞いて……」という場合が多い(吾輩もこれ)。なので作品の話以外にも互いの近況報告したり、勝手気ままに盛り上がれるのだ。
ただし「顔は覚えてるけど名前が思い出せない」「前会ったけど、いつの展示だっけ……」「そもそも面識ある人なのかがわからねえ」ということもままある。ごめんなさい。
しかしこのギャラリーは有料でお酒を飲めるので、缶ビールの1本でも干せば楽天的かつ饒舌になって面識の有無、今までの交流の深度をあまり気にしなくなりがち。いつも無礼ですみません!
吾輩はここ以外の小規模ギャラリーにほとんど行かないので他はどうか知らないが、やっぱり展示の来場者も作家率が高い!
出品した作家はもちろん在廊しに来るし、彼らが呼んでくる友達もすでに作家であったり、作家活動に興味を持っている場合が少なくない。あとは、展示会に出品しなかった作家も来る。間に合わせるには都合が合わなかったり、分野が違ったりで出品しなかった常連作家たちもやってくるのだ。ごったがえしていながらも、実は作家しかいない……という状況もままある。
こういう環境は、実にいいと思う。
その場の空気と人によってはお酒の力で、普段そう親しくない相手にも突っ込んだ話ができてしまう。憧れの先輩作家に作品の相談をしてみたり、全然違うジャンルの人に「これ素材は何ですか? 粘土? えー、こんなふうになるんだ!」なんて疑問をぶつけてみたり。このフリーダムな状況から、新たな企画が湧き上がってくることも少なくない。そして、それが次の展示会のテーマになったりすることもある。
創造者が織りなすカオスは、やはり創造を生み出すらしい。
吾輩はこのギャラリーに出会えて果報者である。
ここで作家活動をしていることを、うれしく思う。
ところで展示会があったらここでしゃべるのはまずいんすかね? 関係ない宣伝行為になっちゃうから。
次なにかあったら、ブログに書こうっと。
※1 同人誌即売会楽しい
13冊目 実際同人イベントってどうなの? を参照。
※2 アートの話
23冊目 きみも今日からアーティスト を参照。
※3 在廊
展示会の会場に、作家本人がいること。
展示会によっては一切いなくても大丈夫だったりする(遠方で郵送搬入のときとかね)。
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