番外編その十三 「仮想通貨」

 小池さん

「仮想通貨とかスマホゲームの課金とか、実態のないモノによくみんなお金をつぎ込めるわね」


 秘書さん

「個人的な感想は大変よろしいのですが、一国の総理がそうおっしゃると、為替や株式市場に真っ向から喧嘩を売っていると聞こえますよ」


 小池さん

「為替や株式はまだ国や企業が価値を保証するけど、仮想通貨なんて価値を保証するモノがいないのよ。しかも元々ゼロなモノだから、いつゼロに戻ってもおかしくないわよ。なんでそんなことがわからないのかしらね?」


 秘書さん

「人間、欲に眼がくらむと、そんな当たり前のことが見えなかったりわからなくなるんですよ」


 小池さん

「本当、仮想通貨を買う輩って馬鹿よね。いつか言ってやりたいわ。あんたらのやっていることを例えるなら、JKやJCのブ○セ○にむらがる親父達と同類だとね!」


 秘書さん

「総理がおっしゃったことはあくまで例えであって、私やこの駄文を書き殴る人間の趣味ではないことを念を押して申し上げておきましょう」


 小池さん

「でもせっかくあたしも総理大臣になったんだからさ、この湯飲みとかボールペンも『総理が使った物』として高く売れないかしらね?」


 秘書さん

「『反小池派』が喜んで買うでしょうけど、パフォーマンスでたたき割られたり、無残にへし折られたりする未来しか見えませんけどね……」

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