公約その六 「満員電車ゼロ」

小池さん

「そもそも、始業時間をずらせばいいだけの話なのに、なんで経○連の馬○達はやらないのかしらね?」


秘書さん

「本当に。バブルの頃のフレックスとはなんだったんでしょ……」


小池さん

「いっそのこと、女性専用車両みたいに、役職によって乗れる時間を決めるのはどう? ヒラ、主任、係長、課長みたいにさ」


秘書さん

「なるほど、根本的な解決にはならないかも知れませんが、少しは緩和されるかも」


 ――某駅 午前7:00頃

『まもなく~ドアが閉まりま~す』


小池さん

「この時間はヒラ専用ね。確かに混んではいるけど、前に比べたら、おしくらまんじゅうするほどではないわね」

秘書さん

「総理にしては珍しく、うまくいきましたね」


 ――某駅 午前8:30頃

『あと一歩、つめて下さい!』

『駆け込まないで下さい!』

『ダァ、シャリヤァス!』


小池さん

「どうなっているの!? この時間って部長専用でしょう! こんなに部長がいるの?」

秘書さん

「どうやら見栄を張りたい関東民が、この時間に集中したみたいです……」

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