第六十六話 人と猿の違い

「猿は毛深くて、人は毛が少ない」

「毛深い人間も、毛の少ない猿もいる」


「猿は浅知恵で、人は思慮深い」

「猿ほども脳みそを使えんド阿呆がいっぱいいる」


「猿は群れるけど、人は単独でも動ける」

「つるむしか能のない猿未満のやつがうじゃうじゃ」


「猿は草むしりしないけど、人は草むしりできる」

「食うために草をむしる猿の方が、無為に手を動かす人よりずっと優れてる」



【おしまい】

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る