第六十四話 地球温暖化の罠

「地球が温暖化したら砂漠が増えるから、草むしりしなくても済むはずだったよな」

「確かに草むしりはしなくても済んでるだろ?」


「まあな。ずーっと砂漠だから、草一本生えやしねえ」

「草だけじゃなくて、農作物いっさいアウトだ」


「それじゃあ食うもんないし。人間やってられないじゃん!」

「実際、やってないし」


「もう一回くらいはしたかったな……草むしり」

「幽霊には無理だって」



【おしまい】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る