『元最弱少女』は神様からチートと鬼畜クエを貰っちゃいました(泣)

LUNA

第0話 世界から愛されていない






私は旅を続けていた。目的が何かは分からない。

だけど、とにかくコレだけは言える

『私は…この世界の真実を知った』

その代償かというように、私の大切なものがなくなった。いや運命というものに殺されたのかもしれない


言葉を失った。

今、私は真っ暗な右も左も分からないどこかにいる。目の前にいるのは何かとてつもなく大きな存在。それが何かは分からない。


泣いた。叫んだ。

心から、恨み、悲しみ…同時に私の心の中に少し嬉しさもある

そんな自分がワケわかんなかった。自分は狂ったのかもしれない。

どうして、大切なものがなくなったのに嬉しいって思う…。ああ…わからない。


なんで、こんなグチャグチャの感情になるの…

もうわかんない…どうしたらいいのかすらも。



真実を知った理由…を考えた

それは、神様からクエストを頼まれたから?

チートみたいな強さを貰ったから…?

それとも、やっぱり…この何かのせいなのか?



どれも違う…これはきっと……の……運命だったんだんだ……。



「こんな事が真実だったなんて……」

「私は…っ…ここまで犠牲を出してまで来たのに…」


「それで辿り着いた先がこれだなんて…ねぇ!私の仲間を返してよ…」


「ねぇ!!また1人ぼっちにするの?!」



「おねがいだよ…」



「私は何の為にいたのよ…」




暗い部屋にいる、何かに向かって泣き叫ぶ。


だけど、この空間には私の泣き叫ぶ声と沈黙しか流れない。その何かは私の問の答えを返さない。




この世界から与えられたチートは



異世界で俺TUEEEEっていう感じの夢のある力じゃない…

そんな世界でもない…

この世界は…複雑すぎるんだ


私はこの運命という鎖に利用されただけ

そう、確信した





一体何のために…私は居て


何のためにこの世界が作られたんだ…


この世界はなんなんだ





「もっと、のんびり…みんなと楽しくこの世界をを楽しみたかったのにな…」


私はポツリと呟いた

そのころにはもう泣き止んでいて、無力であった。

無力だっからか、最後にそんな言葉がわたしの口からこぼれた。





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