indo創作論ふうエッセー雑多

indo

創作を上達するには?のお話

創作する人はだれしも『もっと上手くなりたい』と思っている……と思う。


いやもっと言えば、『てっとり早く上手くなりたい』『ラクに上手くなりたい』と思ってる人が多いと思う。たぶん。


ぼくは2017年の4月頃に人生の転機があって、

人生についてそこで深く考えざるをえない状況に陥ったのだが、そこで何かをつかもうと死に物狂いで数々の"成功者の啓発本"を読んだのだが、そこで1つの結論を得た。


ラクに上達する方法はないという結論である。

そして考え方も大きくシフトしたので、そのことを簡単にまとめておこうと思う。


この方法はどんなジャンルにも適用できるが、

今回は例として、小説の場合ということにしておく。


【小説をかくのを上達する方法】

・毎日、1行でもいいから小説をかく

(・土日にまとめて6時間かくとかでは効果は薄い)

・一度かいたところは消さない

・面白いものをかこうとしない。むしろつまらないものをかくくらいの気分で

・キリのいいとこまでその日中に完成させる

・翌日は前日かいたところを直さない。気にしない

・とにかく毎日やる


これだけである。


ポイントは『面白いものを書こうとしない』ことだ。

なぜか?

面白いものを書こうとすると、実力がない多くの場合、その作品は完成しないからだ。作品は完成まで書かないと経験値はいっさい入らない。

自分のなかにフワフワとしたものが残るだけである。

書ききったという自信もつかない。無駄な時間である。


なので、『面白いものを書こう』ではなく、

『つまらないものをなるべく書かないようにしよう』という思想で書くとよい。


つまらないものを書かない確率が上がれば、

面白い作品を書く実力がついているといえる。

この思考の転換はかなり大事だ。


毎日やる、ということに関してはこれはもう絶対だ。

仕事で疲れたから今日はやらない、というのは甘えである。

上達したいと思っているのに自分を甘やかしている時点で、その気持ちはウソである。

たった1行でいいんだから継続する。たったそれだけこともできない人が成功できるはずがない。上手い人はもっとやっている。こんなこともできないようでは、残念ながら見込みはない。成功する可能性は0である。


いちどかいたところを消さない、前日の分を直さない、キリのいいとこまでその日中にやる、というのは、

作品を完成させる確率をあげるための考え方だ。

この縛りがあると作品をずっと完成させやすくなる。


以上


2017/11/16 indo


(以下の本はオススメです。)

【参考文献】

・『ユダヤ人大富豪の教え』本田 健

・『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録』三木一馬

・『勝ち続ける意志力』梅原 大吾




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