　その後、あたしが気付いた所は病院のベッドの上だった。

「良かった。意識が戻って……」

　その声を聴いて驚いた。

「あ！！　クッキー様……❗」

　あたしは手を伸ばそうとしたが力が入らない。

　クッキー様は優しく微笑み、そっとその手を握りしめた。

「すまなかった……。ミオさんを、こんな危ない目に遭わせてしまって」

「ううん……、クッキー様の所為じゃありませんよ」

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