第193話 絶対絶命

《ケッケケ、これで、お仕舞いだ。ミオ!》

 

「や、ぁぁぁぁ~~~~、ぁ、~~~!!!!」

 首に巻き付けられたローブがギリギリと、音を立てて絞まっていった。

 このまま地蔵背負いで息の根を止めるつもりか。


「クッキー様~! お姉さん、助けて~~!! まだ、死にたくない。く、苦しい……ぁ、が、ぁ……」

 息が出来ない。身体が痺れてきた。

 絶対絶命。


 これで、お仕舞いなの。

 視界が徐々に狭まっていった。暗い。


 真っ暗な闇へ堕ちていく。

 

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