第178話 ネオ・ジャスティスさ!

 あたしが気付くと、そこはやけに薄暗い地下室のような所だった。

 カビ臭い臭いが漂っていた。


「うゥ……、っぐぅ」

 小さく呻くと、横の方に人の気配がした。

 見ると漫画家のユージが転がっていた。


 ユージは手足は、もちろん口もガムテープで、塞がれているため呻く事しか出来ない。


 その時、背後から異様な笑い声が響いた。


《ケッケケェ…… 

 お目覚めかな。ミオ!?》

 機械で音声を変えていた。


 あのゾッとする気色悪い笑い声だ。


「ううゥ…~、誰なの。あなたは」

 必死に背後を見た。


《ケッケケェ……、ネオジャスティスさ》

「うう……、バカな!

 誰なの、顔を見せなさいよ」






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