第148話 そっとしておいて

「天真! 相変わらずねぇ!

 イケメンなのに、何で、もっとネットを活用しないの」

 全くだ。珍しくその意見には同感。

 イケメン超常現象研究家ならマスコミも放っておかないだろう。


「まぁねぇ……」

 ジョーが肩をすくめた。

「それより、さぁ、イギリス リオちゃんって、ミオミオと関係あンの?」

 核心を突いてきた。


 無関係と言いたいトコだけど……


「私の妹よ。ちなみにイスルギって読むンだけど、ねぇ!」


「へ~、マジか! 美人姉妹だねぇ~。

 いっや~、掘り出し物だよ~!!」

 掘り出すなって。

 頼むから、そっとしておいてくれよ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る