第126話 アレルギーですか
「ああ、あの時ですね。
そうです。美香さんに
挨拶されたンですが・・・・、
急にジンマシンが出たンですよ。
だから、すぐに、屋敷へ引き
返したンです・・・・」
困ったように、苦笑いした。
「それで、無視されたって・・」
「ええ、だって、彼女は・・・
、」
そう言うと言葉を濁した。
「厚化粧だから、だろ。」
ジョーは笑いながらズケズケと
モノを言った。
「そんな明(あか)らさまな・・
・。」
あたしは、ジョーを睨んだ。
「フ・・」
ジョーは肩を竦め苦笑した。
「美香さんには、本当に悪いと
思ってるンですが・・・・、
何しろ、謝ろうにも、近くへ
寄ると・・・」
「アレルギーですか。」
「ええ、」
「良かった。じゃぁ、クッキー
様の前では、あんまりド派手な
メイクをしなくていいんですね。
」
「ええ、お願いします。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます