第51話

「オレの事よりさぁ、彼女の歓迎会は、どうする?」

 シュンがあたしを差した。


「そうね。じゃ、今度の土曜は……?」

 美香は、まだスマホをイジっていた。


「土曜ねぇ。デートなかったかな」

 すかさずシュンは、スマホでスケジュールを確認した。


「ミオは?」

 美香が、いきなり呼び捨てで訊いてきた。


「ええ……、私はいつでも……

 フリーですから」


「え、ウソ。彼氏は?」

 美香が、初めて顔を上げ私の顔を見た。



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