第2話 現実との乖離

しかし現代は競争社会でもある。競争の結果、誰もが平等というのはあり得ず、また競争による結果が子供に受け継がれたりもしていく。そうやって人の間には様々な差が生まれていくことになる。


また本質的に普通の枠組みから外れている人もいる。時にはそれは才能と見なされたり、時には異質と見なされて排除されたりもする。


誰であっても普通であると受け入れるには社会のリソース的な限界がある。そして社会的な困窮が強まるとより受け入れられる限界は下がってしまう。


このような状況で生まれたのが新普通主義という考えである。

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