第113話

 このあと文孝は遺書を書き、そして屋上から……。


 その画像を文孝の祖父母と樹理たちは涙ながらに見ていた。

 

 途中、編集がしてあった。

 飛び降りるシーンや死体などは映っていない。


 だが最後に阿久堂たちは死んだ文孝に向かって、

『ど~するゥ…? マジで死んじゃうなんて~?

 ケッケケ……』

 小森の声だ。


『明日っから、次のターゲット見つけね~となァ~ー😆🎶✨』

 まるで、次回のバラエティ番組でも話しているノリだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る