第107話

「さすがに学校の防犯カメラは事前にチェックして映らないように、気を付けていたンだろうけど……」

 タブレットに画像を映した。


「学校付近の防犯カメラの映像を解析した結果、犯行時刻の12時頃、あなたたちの姿が確認されました。ホラね」


「えェ……?」

 舞美たちは明らかに動揺した。


「おかしいわよねぇ?

 この時間、あなたたちはノアの屋敷にいたはずでしょ!」

 尚もリオが追い詰めていった。


「それは……」

 舞美たちも旗色が悪くなってきた。


「もう、それ以上、聴きたくもない!!」

 文孝の祖父が立ち上がった。

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