第72話

「別に、遊ンでるだけですよ。

 なぁ、ノア!?」

 阿久堂はオレの頭をゴシゴシと撫でつけた。


「本当かァ~?」学年主任はオレに訊いた。

「うゥ…😣💦💦」オレは呻くだけだ。


「決まってンじゃん! イジメなんか、この学校にはないンだから、さぁ!!」

 小森が笑ってみせた。


「そ! イジメ、ダメ、絶対!だろ。なぁ~!」

 阿久堂が同意を求めると高山たちは笑っていた。


「……」

 舞美は眉をひそめた。


「よ~し! 気をつけて帰れよ」

 学年主任は深入りしないように立ち去った。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る