《なぁ～、ユイはん！　腹減ったよ》

「また～？　もう寝る時間でしょう。

　消化に悪いわ」

《その分、顔が良～からえ～ンや…😆🎶✨》

「どこがだよ。ン……！」

　その時、テレビではバラエティー番組で、プロレスラーの野人、中西がアイドル四人と綱引きをしていた。

　さすがの野人も四人がかりでは劣勢だ。

《ナァ～ンや～！　野人、情けないな～！　

　アイドルに負けんのかァ～😆🎶✨》

　予想に反し、アイドルたちが圧勝した。

　彼女らはピョンピョン飛び跳ねていた。

「しょうがないでしょう。４人も相手じゃねぇ」

　ユイが笑いかけた。

「まぁ、ねェ……。ン❗❗　待てよ❗❗

　そうか、４人だ！！

　４人なら、ナンとかなるンだ❗❗❗」

　思わずオレは立ち上がった。

「えェ……？」

　ユイが目を丸くしていた。

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