第2話 校舎に首吊り死体

 いつもなら笑って冗談で済むが、どうやら悠長な事は言ってられないようだ。



「あ、あ…… 阿久堂君……!!」

 オレの背後で幼馴染みの美少女の北原舞美が、小さな声で呟いた。


「えェ……❓❓ 何ィ~ー……❓

 まさか、阿久堂だってェ……」

 そう、見上げる遥か上空で、ぶる下がっている死体はヤンキーの『阿久堂 豪』だった。



「ううゥ……」

 学校一の問題児でオレたちをイジメていた阿久堂 豪に違いない。




 だが自殺とは思えない。


 何しろ、阿久堂 豪は人を自殺に追い込んでも自分が自殺するようなヤツじゃない。




 オレを含め、ヤツに苛められたヤツは優に100人では効かないだろう。


 

 人をイジメるのを生き甲斐にしてる最低なヤカラだ。






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

 

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