第133話 手癖
手癖というものがある。
今ここで言いたいのは文章での「手癖」である。
毎回だいたい手癖だけで書いてるところがあるので、『俺が毎日書くというだけ』を読んでいる人は私の手癖はだいたい理解できているかもしれない。
しかし、文章をたびたび書く経験がない人だと読んでるだけでは理解できないかもしれない。
ぼーっとした状態で文章を書くとだいたい「やる気がない」ことを書いてたり、「書くことがない」とか書いてたりする。いやいつも通りか?
今回は、とりあえず私の手癖の文章というものについて考えてみようなどと思ってはみたのだが、手癖で自動的に書いてるんだから、その結果としてアウトプットされるものをいちいち分析もしてないので、意外と難しいとさっき気づいた。
まあ、これも手癖である。一段落の始めの時点でその段落の終わりがどうなるかわかりもせずに書く手癖。
段落の最初に言い始めたことが、書いてるうちに詳細になってきて、そのうちはっと気づく。「あかんやん」と。そして気づきつつも文章をすすめて、最終的に段落の最初で言ってたことができないとか言って終わるという、まともなモノカキなら遣らないようなことをする。
私のノープランはそこまでノープランである。いきあたりばったりで書いている。そしていきあたってばったり倒れたところまで書く。
まっとうなモノカキはいきあたってばったり倒れたらそこは削除していきあたらずばったり倒れずにいった文章に書き直す。
なぜまっとうなモノカキのようにしないのか?
簡単なことである。『俺が毎日書くというだけ』なのだから。毎日書くためには、いきあたってばったり倒れるところでも書いておかないとやってられないからだ。
むしろ、今後はほかのもうちょっとマトモな文章を書くべき作品内でもいきあたってばったりなものを書くかもしれない。手癖だから。
手癖が悪いな。
ちなみに「そろそろ終わろうか司令」が六〇〇字くらいで現れるのも手癖かもしれない。今回は現れなかったので八〇〇字越えた。司令も休みとるよ。
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