聖獣と一緒!~ダンジョン内に転生したからお店開くことにしました~

時潟

登場人物と世界観



登場人物


●ルイ(山村瑠生)

日本人。帰宅途中に勇者召喚に巻き込まれて異世界に飛ばされた元女子大学生(20)。現在は幼女(5)。素直。食い意地張ってる。自分で言うのはいいが、人に言われるのは何かやだ。テクトは許す。落ち込む事も多いが、立ち直るのも早い。ゲームを嗜んでいたためモンスターには多少耐性がある、多少は。恐怖の前では耐性も吹っ飛ぶ。異世界仕様の身体で魔力はあるのに、巻き込まれただけなので勇者的チートスキルはまったく覚えてない。外は戦争中。ダンジョンから出たくないなら冒険者向けにお店開くしかない!!

過去の勇者の遺産「カタログブック」とテクトのお蔭で、まったく慣れない異世界ダンジョン生活に馴染みまくってる。お金は貯蓄するタイプ。お人好し。物欲センサー仕事しなくていいからぁ!!

子どもの体に引っ張られているのか、頭を撫でられるととてもとろける。

テクトと一緒にダンジョン限定雑貨店『妖精のしっぽ』を開く。

魔法……洗浄魔法

スキル…カーバングルの加護(自動結界、全ステータスアップ)

特技……どこでも寝れる、裁縫、自炊できるだけの調理技能


・ステータス

HP:E MP:C

属性 火:C 水:A 地:D 風:D 木:D 金:E 光:D 闇:E

性質 生活:S 工業:C

力:E

素早さ:D

体力:E

知性:E

精神:E

運:B

魔法 洗浄魔法:B

スキル 裁縫:A 調理:B


・カタログブック

安全地帯にあった魔導具。見た目はA5判のファンタジックなハードカバー本。質問したら丁寧に音声ガイド(秘書課のクール女史風)が答えてくれる。ルイはナビと名付けた。日本の通販がめっちゃ恋しかった勇者が2000年前に作った。

過去の勇者の遺産で、そのすべてが日本語表記。ナビゲーションも日本語。冒険者には読めない文字=古文書だと思われてたらしく、アイテム袋に放られてた。勇者の生前の日本の名前を暗証ワードとしてマスター登録を求めてくるので、この世界の人が偶然カタログブックを使えたとしても、結局日本語のマスター登録要請に答えられれず使えなくなる。ごみも回収してくれる。

取扱商品はこの世界の商品すべて(自動更新するので最新の装備も取り揃える)、そして使用者の魔力から記憶を読み取り、そのデータから基づく商品を優先的に取り扱う。使用者の記憶に特に残っている商品は、より詳細に取り寄せる事ができる。日本の商品は日本との繋がりが使用者との接触でしかないため、記憶を利用するしか手段がない。

カタログを開くと、“売買モード”になる。その状態で残高確認と言うとナビが教えてくれて、今ほしいと思ってるアイテムを言うと、その商品とそれに準ずる商品(「日本製」と「世界製」)が紙に浮かび上がり、金か、アイテムを売却して選んだアイテムを購入、瞬時に足元へ宅配される。送料は使用者の魔力なので無料。とっても便利なネット通販超速版。ゴミも回収してくれる。

“鑑定士モード”だと、真っ白な画面になり鑑定したい商品を乗せれば画面に異世界の文字の説明と金額が出てくる。頭の中にナビのアナウンスが日本語で流れる。鑑定の魔導具だと思われるように、だと推測できる。

買うのが建物の場合、測量から間仕切りの設置までしてくれる。建築士でしょうか。

過去の勇者はんぱない。


・箱庭

神様から貰った学校のグラウンドよりちょっと小さい楽園空間。温暖な空調、水設備(一部の敵には武器にもなる)、医療、天然プラネタリウム、万年花畑を完備した永久的安全スペース。危険なものは一切入れないよ!な空間。

聖樹さんは意思はあるけど話はできない。テクト曰く、最近感情表現豊かになったらしい。聖樹さんの枝から遠隔スキル発動が可能になった。



●テクト

聖獣カーバングル。ロップイヤーの長い垂れ耳に緑の猫目、リスのようなクリーム色の体躯。額に真紅の宝石が輝いてる。伝説の聖獣だが、ルイは妖精だと言い張ってるし、外見を示す伝承も伝わってないのでなんとか誤魔化せてる。じゃないと国が動くレベルの生き物。性別はないけどオス寄り。鈍感。

ルイの肩に乗るくらい小さい。よく働く力持ち。ルイの事は妹のように思っているので、僕が守ってあげなきゃ!と内心思ってる。加護による効果で、年中無休でルイに魔法、罠、物理攻撃をすべて無効にする結界を張ってる。守護に長けたカーバングルだから授けられるチート結界。喋る事は出来ないが、テレパスは出来る。しかし相手の心まで読んじゃうチート仕様。

ダァヴ姉さんの事は嫌いじゃないけどちょっと苦手。大変鈍感で、ルイの恐怖がイマイチ理解できない。食パンはすごく気に入った。ルイが安全地帯を重要視しているのは理解できた。可愛いと言われると可愛く怒る。可愛い。可愛いはルイにだけ解禁したけどしつこいと怒る。力加減を覚えるのが早い。器用だけど卵割りできない。宝玉での転移はアトラクション感覚で楽しいけど、ルイが頼りにするのは僕だからね!という意地がちらほらしてる。神様の所へ転移するのは浮遊感がないので楽しくないらしい。

魔法……結界魔法(完全無効化、大きさ形自由自在)、隠蔽魔法(隠したいものを隠す、個別に掛けないと意味がない)

スキル…全ステータスアップ、聖獣の目、幸運、気配探知、テレパス

加護……結界



●ダァヴ

聖獣ダァヴ。純白の小さな鳩。黄色の目をしてる。お嬢様口調の気遣いお姉さん。頼れる現場の先輩っぽい声。性別はメス寄り。

情報担当故に人に詳しく、鈍感なテクトがちゃんと人と一緒に暮らしていけるか心配らしい。怒る時はしっかり怒ります。

魔法……洗浄魔法(熟練)

スキル…全ステータスアップ、聖獣の目、幸運、気配察知、テレパス、アイテムポケット



●ドリアード

精霊ドリアード。声は中性的で優しい感じ。身長はルイの胸くらいで、テクトよりは大きい。濃い緑色のクローバーみたいにふわふわ広がる髪。尖った耳の上に色鮮やかな花弁が丸く集まる、アジサイみたいな花が咲いている。黄色い目は緑がかっていて、日に当たるとキラキラと葉っぱのように光る。木の幹みたいな肌、手の先も茶色で少し鋭い。木の根がむき出しになったような不思議な手。樹木のように長い胴体と、膝ぐらいの高さから分かれた根っこ。短い足でちょこちょこ動く。

性別は女性寄り。

戦争によって住処を奪われ、とある人の嘆願でダァヴが保護。箱庭へ連れてこられた。今でも人は怖いが、ルイは平気。



●ルウェン

人族。馬鹿正直で真面目で誠実だが、短髪で溌剌とした顔なので奔放そうな印象を与える事もある。左腕の籠手で攻撃を防ぎながら片手剣で戦うスタイル。パーティのリーダー的存在。我慢強い。焼肉好き。

シアニスに淡い恋心を抱いてるが公私の分別はつく。



●シアニス

人族。丁寧な口調の可愛らしい小柄な慈母。回復と補助魔法担当。白いローブを着てる。撫でスキル随一。癒し系オーラが出てるけど、パーティの裏ボス的存在。何かあると誤魔化す役目。

ルウェンに淡い恋心を抱いてるが公私の分別はつく。



●セラス

エルフ族。薄緑のサラストと黄色い目のクールビューティー美人。尖った耳。弓と攻撃魔法の遠距離担当。気配り上手で落ち着いているように見えるけど、案外暴走特急らしい(ディノ談)。かなり博識。ディノとよく言い争ってる。

木属性の魔法が得意で、無詠唱でツタを伸ばして人を締め付ける。

シアニスに甘い。



●ディノーグス

獣人族の熊人ウルス。愛称はディノ(ただしルイは舌が回らないので「デノさん」と呼ぶ)。大柄な男性が熊の毛皮を被ってるみたいな風貌。ぼさっと頭にぴょっこり熊耳が生えてる。筋肉もりもり。毛むくじゃらの盾役且つ、斧のパワーアタッカー。状況によって装備を変えるらしい。パーティ内の精神的支柱。セラスとよく言い争ってる。

強面だが子ども好き。力加減はできてない。



●エイベル

人族。長い髪を一括りにしてる。槍使い。中距離からこつこつ削る、とか言ってたのに実は一撃必中タイプだった。攻撃スキルはチャージしか使えない。がっちりした体つきだが、槍はそれほど長くない。間延びした口調。守銭奴ではないが、金の計算はしっかりしたいタイプ。頑固だけど、多数決には従う。元々は魔導具技師だったらしい。鉄板はくず鉄から作る派。

ドワーフの作品がとても好き。



●オリバー

獣人族の狐人ルナール。ひょろりとした斥候と遊撃担当。武器は短剣。投擲も正確。足が早い。丸い目で愛嬌があり、口調も柔らかいため可愛らしい男の人。よくからかわれる。質量感ある髪の毛から狐耳が飛び出してる。毛先が黒い薄茶の尻尾はとても魅力的。気配察知能力高め。

洗浄魔法を鍛錬しようと決意した。



●クリス

人族。腰までの長い茶髪をリボンで緩く一つ結び。長剣使い。清楚な見た目だけど憂いの表情は色気を帯びるとか何とか……クリス女史と呼ばれる事がある。

メンバー内では一番落ち着いてる。世話焼きお節介気質で真面目なので、ルイの値段設定を正しい方向に修正しようとしてくれる。ルイに内心巫女さんと呼ばれた。

最近あった怖ろしい事「ルイの金銭感覚」



●ドロシー

獣人族の犬人シヤン。焦げ茶の垂れ耳にふぁさっと毛量の多い尻尾のポニテ女性。ゴールデンレトリーバーっぽい。スポーティな体と相反した、ごつくて大きな籠手を軽々扱う体術使い。

元気いっぱい。ちょっと能天気。

最近あった怖ろしい事「美味しいもの食べすぎて太る予感しかしない」



●アリッサ

獣人族の猫人シャト。三毛柄のとんがり耳にカギ尻尾のベリーショート女性。八重歯。せっかち。焦ると「にゃ」「にょ」系の言葉が飛び出る。猫舌。変な所で無防備。ツンツンお人好し。

つい前に前に飛び出てしまう先制攻撃タイプ。サバイバルナイフみたいな大きめのナイフを逆手に持つ。スピードはあるがパワーはない。

最近あった怖ろしい事「ルイの絨毯見ると眠くなるのよ……!」



●エリン

人族。攻撃魔法と補助魔法を使うバリバリ後衛。とんがり帽子に黒いローブと典型的な魔法使いスタイル。腕が短いらしい。

語尾が「~ですぅ」「~ですよぅ」となるのは、詠唱を噛まないよう普段からゆっくりと話すよう自身に心がけているからで、焦ると早口になって舌が絡むらしい。つまり噛む。

最近あった怖ろしい事「久しぶりの買い物が楽しくて、ついつい買い過ぎちゃいましたねぇ……お財布やばいですぅ」



●パオラ

ドワーフ族。真顔の小柄な褐色肌の女性。耳は丸い。小声で物静か。細身の腕ながら怪力で、身の丈以上の巨大ハンマーでモンスターを叩き潰す役。その戦いぶり並みに、発言も容赦ない事が多い。

最近あった怖ろしい事「……アレク達が……作った……??」



●アレク

人族。真っ赤な髪の中くらいの身長。背中に背負ってる大剣でモンスターを薙ぎ倒すスタイル。火属性が得意で、それを周囲に隠すつもりもない。陽気。

ムードメーカーその1。



●フラン

小人族。女性陣より背が低い。一見10代前半くらいの子どもだが、顔つきが大人。しかし言動が子どもっぽかったりするし、空気を読まずよくニックの見栄を無自覚に叩き折ってる。弓矢と魔法で後衛タイプ。様々な魔法の矢を射る事が出来る。元気。

ムードメーカーその2。



●ニック

人族。中肉中背。双剣使い。シミターとソードブレイカーを逆手に構えるタイプ。得意な事は武器破壊(分厚いのは無理)だが、仲間内にはぶーぶー言われる。ソードブレイカーには耐魔の魔導構成が彫られていて、魔法をはじく事も出来る。乱戦も得意。

お調子者で見栄っ張りだが、だいたいフランにボッキリ折られる。が、すぐ忘れる。

ムードメーカーその3。



●モーリス

獣人族の犬人シヤン。ぴんっと立った灰色の耳と細長い尻尾。グレイハウンド風。ドロシーとは部族が違い、毛質が短くふさふさしてないので詐欺と呼ばれるのが気に入らない。素早く駆け回って直刀のような真っすぐな剣でモンスターを切ったり怯ませたり翻弄したりする遊撃兵。

保護者に見えて放任主義系。ノリがいい。



●ラッセル

獣人族の鳥人ワゾー。サラサラ長髪と彫りの浅い顔で優男風に見えるが、男らしい声の人。口調も男らしい。背中に体の半分ほどある大きな羽を持ってる。広げるともっと大きくて、体を包める。

空中から投擲したり、魔法を放ったりする遠距離タイプ。鳥人ワゾーの中でも特に飛行訓練を重ねたため、空中を自由に飛び回る事が出来る。

面倒見がいい保護者系。ムードメーカー達が何かしでかしたら止める係。



●クライヴ

巨人族。3m近い身長に、愛嬌のある顔つき。柔和な顔と優しい手つきで子どもに人気の大柄男。生まれつき呻く事しか声が出ない。武器は巨大ハンマー。ハンマー仲間のパオラとは武器を見せ合いっこする仲。

手も指も分厚くて太いのに、1番繊細な作業を得意とする。

圧倒的癒し系。



●ダリル

冒険者ギルドのラースフィッタ支部支部長ギルドマスター。初老の男性。物腰穏やかだが油断ならない感じ。体術の心得はある。フットワーク軽い。他人のアイテムを私物化する。意地悪だが悪人ではない。自分の発言を軽く受け流されても怒らない。

最近目が悪くなってきたらしい。



●グロース

魔族。サラサラ銀髪の表情乏しい系イケメン。三白眼。細身。魔力常時補給能力のある角がないため、食べ物から魔力を得るようにしている。大食らいのくせに、よりよい魔力を得るためか個人の趣向か美味しいものを選り好みしてるらしい。オークを根こそぎ狩るくらい強い。日本茶大好き。

2015歳らしい。

スキル……鑑定(魂も見える)、テレパス(テレパス持ってる同士でしか会話できない)。



●マルセナ

商業ギルドのラースフィッタ支部支部長ギルドマスター。秘書風の若い知的な女性。髪を後ろにひっ詰めて、服装はブラウスとベストとスラックス。どこからどう見てもデキるオフィスレディ。真面目な性分なので、ダリルによくからかわれては無駄に労力を消費する。

良品を前にすると気がそぞろになってしまう悪癖がある。






設定


⚫ダンジョン

迷宮。冒険者達の飯のタネ。潜れば潜るほど高価なアイテムや財宝や魔導具が出てくる確率が上がるが、危険も比例して多い。モンスターの素材も肉も嬉しいが、持ち帰るのに苦労する。3~5階層の間に必ず安全地帯がある。安全地帯に入る前に周囲のモンスターを殲滅しておくのは、冒険者としては常識。

ダンジョン内で拾った、持ち主がわからないものは拾った者が手に入れていい。ダンジョンで死ぬと、しばらくしてから持ち物以外ダンジョンに吸収される。モンスターは無限に湧く。ダンジョンないの壁や床や宝箱は魔法無効化。ダンジョン独自のアイテムや魔導具がある。など、ダンジョン独自のルールや謎がある。

ダンジョン内で商売をする場合、許可を取らなくてもできるが冒険者ギルドの認可タグを持っている方が円滑に商いができる。ダンジョン内で売買する人はちらほらいるが、出店までする猛者はあまりいない。



●ギルド

どの国にも属さない組織。人と人とを結ぶ仲介業者。冒険者ギルド(青)、商業ギルド(黄)、鍛冶ギルド(赤)などがある。職の斡旋所。人の個人情報を漏らさないよう、口外防止用の措置もある。信頼が第一。

全ギルドにステータスチェッカーと契約式具があり、どのギルドに登録しても共通して契約式具でステータスを確認できる。個人情報を登録するのは最低でも10歳以上であるのが基本。ステータスチェッカーでステータスを確認し、個人情報と固有魔力を契約式具に登録する。これをしないとギルド側から任務を斡旋してもらえない。ステータスはむやみやたらに見せるものではないが、隠しすぎると相応の任務を貰えないので適度に晒すスタイル。人のステータスを勝手に見たり無理やり聞き出そうとすると犯罪になる。

契約式具にはこれまでの成績やダンジョン踏破記録、制作物や特許も登録できるので、ギルド側が個人の業績を保証してくれる。身分を証明できない市民以外の人は重宝する。成績如何によって金額は上下するが、融資や借入れも可能。この機能を利用して、国へ契約式具を貸し出し検問での通行証にしている。

ステータスチェッカーはS,A,B,C,D,Eの6段階。スキルや魔法だけでなく属性や性質にもレベルがあり、そもそも適性がないものに関しては表示すらされない。

数百年前に天災を治めるため召喚された勇者が、静かに安定した冒険者生活をしたいがために作成、提供、確立したシステム。誰がどう作っても勇者や聖獣は感知できないような製作図も提供した。数字だと高すぎるステータスでバレるため、ステータスチェッカーはアルファベット表記で誤魔化した。念入りが過ぎる。



●ヘルラース

ルイが転生したダンジョン。異世界で最大の大きさを誇る巨大地下迷宮。未だ最下層は未到達。136階層ある。浅い階層は初心者に優しい仕様になっているそうだが、ルイがいる108階層は侵入者絶対食べるマンが揃ってる(サイズが)巨大迷宮。虫さえいない。

現住所がかなり深層なため人はなかなか来ないものの、散歩すると(冒険者にとって)かなりいいものが宝箱に入ってる時がある。

100階はガラスコートされた壁みたいでツルツルして、鉱石が埋まってて煌めいてる。108階のおどろおどろしさとは打って変わって幻想的で綺麗。


●聖獣

神に隷属する聖なる獣。神の遣い。不老不死。色んな生き物がいるが、それぞれが唯一の個体。同じ種族は一匹としていない。姿を現せばその国は神に祝福されているとして、国を挙げて歓待されるほどど偉い存在。神よりは、人の心がわかる。

スキル聖獣の目のお陰で人や物の本質を見通す事が出来るので、悪事に繋がる事へは一切手を貸さない。鑑定の超上位互換。

特殊な魔導器官を持っているため、不眠不休で何も食べなくても生きていける。暇な時の暇潰し方法を持ってる。漂ってる魔力を取り込んで生命力に変換する機能なので、食事からでも最悪毒からでも魔力を摂取できる。神様の所にテレポートで行き来できる。魔法やスキルに関しては、無限に近い魔力、詠唱破棄、即座に魔力練り上げる魔法技術が備わっているので即発動できる。が、覚える事だけは神様か専門の聖獣から教えてもらうしか出来ない。

チートです。



●加護

聖獣の性質による特殊効果を授かる祝福。スキル補正もつく。聖獣と人とが絆を深めあう事で、さらなる効果を得るらしい。

一定日数離れるとなくなってしまう。勇者には聖獣が寄りそう伝説があるが、正規の召喚で喚ばれた勇者だけが神様から聖獣を預かれるので、今回の邪法勇者には聖獣はついてない。



●聖樹

癒しの大樹。魔力と水で成長する長命種。聖樹の周囲では争い事が起きないとまで言われるほど、空気を浄化する。モンスターはこの空気が体に異常をきたすほど苦手なので寄ってこない。ので、聖樹の周りには村が出来やすい。数少ない希少な大木。

癒し特化の性質故に防御関連が紙で、瘴気に触れるとすぐさま枯れてしまう。

空間を安定させて一定を維持するので、空間固定の楔に使われた。最近、枝葉の動作が可愛らしくて萌える。

スキル……空間浄化(地下水脈も聖水に変化)、聖樹の癒し(寄り添う命の傷や体調を治癒、体温を保つ)、環境鎮静(寄り添う命の心を落ち着かせる)、睡眠導入(おやすみ3秒)



●価格

単位はダル。物価はほとんど日本と同じ。

下級ポーションは銀貨1枚、かと思いきや銀貨2枚の冒険者の常備アイテム。新人は下級ポーションを買えるようになって一人前。中級ポーションは50万以上、上級ポーションは1000万以上。

半銅貨…10ダル

銅貨……100ダル

半銀貨…1000ダル

銀貨……10000ダル(1万)

半金貨…100000ダル(10万)

金貨……1000000ダル(100万)



●時間

24時間表記。夕日が落ちてから月が現れるまでの暗闇の時間は、モンスターが活発に活動する危険な時間。

都市に一つは時計塔があって、その大半が手動。これも莫大なお金がかかってる。なので田舎にはない。

魔導具の懐中時計なんて値段を調べたらルイは気絶すると思うので今後一切調べません。

時刻魔水晶という、時計代わりに大体の時間を教えてくれるお手軽道具がある。早朝は白、朝は黄色、昼は橙色、夕方赤で夜は青、夜中は黒に変化しながら光る。



⚫魔法

火、水、地、風、木、金、光、闇、基本は8属性。治癒は光属性しかない。結界とかテレパスとか、魔力そのものは無属性。見るだけで覚えるきっかけになり、習得すれば使い込む事で熟練度を上げていく。詠唱あります。

魔導具は魔法を使えなくても、魔力があれば使えるので生活の一部になっている。ただし高めの価格設定。

治癒魔法は冒険者達に特にありがたがられる。



●スキル

魔法と同じ属性を持つ、魔法とは別の身体的技能。能力アップ補正がかかるスキル、武具による攻撃スキル、補助スキル、加護など。

魔法と同じで、見る事で覚え、使い込んでレベル上げ。



●魔導器官

異世界の生き物全てに備わってる臓器。魔力を操作する器官。どこにあるかは判明してない。どの属性寄りなのかによって、使える魔法やスキルに関わってくる。自分が攻撃や防御、あるいは工業や生活に向いているのか、前衛向きか後衛向きか、個々の魔導器官の性質に依存している。

聖獣と勇者は魔導器官が特に強く作られていて、特殊で強力なチート魔法やスキルの負荷に体が耐えられる。普通の人間がチート使ったら体が耐えられなくて内部崩壊して突然死する。



●ナヘルザーク

ルイが転生した巨大ダンジョンがある国。ダンジョン運営は冒険者の協力なしにはありえない!という思想理念のもと、冒険者のために心を砕いてきた政策が冒険者達の好感度をマックスに引き上げた。彼らのためにギルドをほとんどの街に招致し、サービスを充実させている。どの国にも属さない第三者組織であるギルドの招致は金がかかる。が、ナヘルザークはそれを大きく上回るほど冒険者が金を落としていくので結局国庫は黒字になるらしい。損して得取る政策。

この国は軍だけでなく冒険者にも守られてるので、なかなか周辺国も手を出せない。スパイは侵入してる。

国でポーションを作る機関を設立し、下級ポーションの量産に取り組んでいる。体制が整っているため一律2万で済んでいる。宝玉も一律。

ラースフィッタという街にヘルラースダンジョンがある。



●ラースフィッタ

世界最大級のダンジョンから発展した街。保有するダンジョンもその1つだけだが、巨大すぎるので様々なギルドの支部がある。



●タラニヤ

ヘルラース所属の街。

妖精が出張雑貨店やってるダンジョンがある。



●フォルフローゲン

宗教国家。邪法な勇者召喚をして、自作の大義名分で世界を掌握しようと企んでる。

清廉と博愛を司る邪神信仰の下、些細な悪事も有無を言わさず死刑執行。冤罪の可能性があっても死刑執行。こわい。

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