「No loss, No rebirth」

僕は冬の風を望んだ。

甘ったるい夢を吹き飛ばし、理想妄想を拒絶して、全てを正してくれる透明さを、僕は望んだんだ。

――後に残ったのは、たった一人の小さな生き物だけだった。

それでも、僕は正しいと思えたんだよ。

一歩踏み出した歩幅は思った以上に狭かったけれど、きっと、僕は歩いて行ける。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る