「No loss, No rebirth」
僕は冬の風を望んだ。
甘ったるい夢を吹き飛ばし、理想妄想を拒絶して、全てを正してくれる透明さを、僕は望んだんだ。
――後に残ったのは、たった一人の小さな生き物だけだった。
それでも、僕は正しいと思えたんだよ。
一歩踏み出した歩幅は思った以上に狭かったけれど、きっと、僕は歩いて行ける。
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