聖夜
キリスト教徒でなくても
この日を祝う人はいる
敬虔な仏教徒でなくても
寺院で供養されるように
海の向こうに思いを馳せる
地球の裏まで思いは巡る
"あなたが欲しい"と
泣きながら僕に願った君は
ただ僕とは致命的にちぐはぐで
わかってる
わかってたよ
だから君も泣いてたんだろう?
残響する君の嗚咽
泣くことすらできない僕の
君の涙を拭うこともできなかったこの手で
なにが救えるっていうんだろう
誰が悪いわけでもないのに
争いは絶えないんだ
雪の降る夜は
鈴の鳴る夜は嫌いだよ
君の涙を思い出すから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます