万華鏡

幾年月日が経ち散りて


想い出揺らいだ万華鏡


咲いて 堕ちて 募る雪に


指切り 約束 絡めたわ




狂い咲いた桜の様に


宿命と知りて悲願するの


いつか 繋いだ 約束を破り捨てて


君と斬り交わすでしょう


哀れなら いっそ


羅刹となり


裸足で駆け抜け トドメを刺して




幾年月日の終焉来たりて


想い揺らいめく万華鏡


咲いて 堕ちて 溶けてゆく


君の 温もり 残酷で




定めのおわりのひと時も


君の微笑みに泣き叫ぶ


いつか 巡った 輪廻の赴く先で


また君と出逢うでしょう


憎いなら いっそ


許さないで


絡まる小指に 約束乗せて




想い想い出は 万華鏡


二人 独りの 万華鏡




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